miwa「don’t cry anymore」高梨沙羅選手がモチベーションをあげる為に聞いていた曲


「don’t cry anymore」miwa 2010年3月3日リリース

2014年、オリンピック初出場となった「ソチ」。この時、試合前のウォーミングアップ中、常にイヤフォンを耳にしている彼女に対して、「どんな曲を聴いているのか?」と質問が飛びました。

シドニーオリンピックで、マラソンの高橋尚子選手がhitomiの「LOVE200」で、テンションをあげていたエピソードが話題となり、それからスポーツ選手への定番となった音楽関係の質問です。

その時の彼女の答えはこうでした。「基本的に好きな曲はリラックスしてるときに聞きたいので、アップしているときは別にお気に入りの曲を聴いているわけではありません」。集まった記者達は肩すかしをくらいました。

しかし2018年の平昌オリンピックでは、こう答えています。

昔からmiwaさんの大ファンで、今回のオリンピックでも、選手村にいる時とか、ゆっくりしている時に「don’t cry anymore」を聞いて、よし頑張ろうって思う事が出来たと語り、不調だった時は「chAngE」で乗り切り、miwaさんの楽曲に背中を押されたと語っています。

元々高梨沙羅選手は「集中してしまうと周りが見えなくなってしまうところが、自分の性格の中で特徴的な部分だと思っています」と語っているように、試合前は無になるほど、集中しています。その時の音楽はBGMで、選手村のリラックスタイムの時に、じっくりと好きな曲を聞きたいタイプ。

スタート前の高橋尚子選手のエピソードが有名になったので、記者もスタート前に固執してしまったのでしょう。

「don’t cry anymore」は 榮倉奈々さん主演のドラマ「泣かないと決めた日」の主題歌として注目を集めた、miwaさんのメジャーデビューの曲です。大手商社に勤務する22歳の新人OLが、上司や先輩の同僚達から職場いじめに遭いながらも、前向きに生きて行く姿を描く社会派ドラマ。

高梨沙羅さんは、ドラマきっかけでこの曲が好きになりました。

デビュー当時のmiwaさんはインタビューで、この曲について、こう答えています。

強がってでもいいから負けたくないというか、自分自身に負けてしまったら不安とか悩みとかに呑み込まれてしまうので、そういう時でも 自分自身だけには負けちゃいけないって強く思っていれば、きっといつか強くなれるんじゃないか。本当にギリギリなんだけど、でもちょっとでいいから希望を 見いだして、前へ前へ進んでいけたらいいな。という想いを込めて書きました。

そんな曲に背中を押されたという高梨沙羅選手。平昌で銅メダルを獲った時は、メダルを持ってmiwaさんのラジオ番組に登場し、曲で背中をおされた事を感謝しています。

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