スピッツ「空も飛べるはず」2度のお蔵入りを経て、4度目の正直でこの世に出た曲

「空も飛べるはず」スピッツ 1994年4月25日

実は2度のお蔵入りを経て、4度目の正直でこの世に出た曲!

誰もが知るスピッツの代表曲ですが、実はこの曲、4度目の正直でこの世に出た曲だって事、ご存じでしょうか?

1993年、草野さんは、別れをテーマとした「めざめ」という曲を書き上げました。所々、歌詞は違いますが、ほぼ「空も飛べるはず」と同じ曲。でも、シングルにはならずアルバムにも収録されず、お蔵入りとなってしまいました。

2度目のチャンスは、1994年。スピッツにドラマの主題歌の話が舞い込みます。このドラマは「白線流し」とは違うドラマです。

そこで、草野さんは、お蔵入りになっていた「めざめ」をベースに、「空も飛べるはず」という曲を書き上げました。しかしドラマのイメージと違ったのか、主題歌に採用される事もなく、二度目のお蔵入りとなってしまいました。

そこで、スピッツは、3度目の正直として、ドラマとは関係なく、独自に「空も飛べるはず」を、シングルとしてリリースする事にします。
1994年4月の事でした。しかし曲はヒットせず、シングルチャートは27位止まり。多くの人の耳に届くまでには、至りませんでした。

4度目の正直がやってきたのは、リリースから2年後の1996年。フジテレビから、ドラマ「白線流し」の、主題歌の依頼があったのです。しかし、スピッツはニューシングル「チェリー」のリリースへ向けて準備が進められている時期で、平行して2つの曲を作れないと、ドラマの主題歌の話を断ってしまいます。

一度は、引き下がったドラマのプロデューサーでしたが、ドラマの世界観に、どうしてもスピッツの曲が欠かせないとして、こう切り出しました。「新曲が難しいなら、『空も飛べるはず』で」スピッツは、改めてレコーディングしないという事でOKをだしました。

そしてドラマのスタートと共に、2年前にリリースされたシングルが、再プレスされてCDショップに並べられました。すると、ドラマのヒットと共に、主題歌も大ヒット。リリースから2年後「空も飛べるはず」は、4度目の正直で、140万枚を超える大ヒットとなったのでした。

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【カバー】

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