スピッツ「ロビンソン」こんな地味な曲が、売れる訳がないと思っていた!

「ロビンソン」スピッツ 1995年4月5日リリース

草野さん自身「こんな地味な曲が、売れる訳がない」と思っていた!

スピッツは、結成当時と今の音楽性が、ガラリと変わったバンドです。アマチュア時代は、ビートパンクバンドで、「ブルーハーツ」みたいなバンドと言われていました。

しかし、二番煎じとみられては先が無いと感じ、差別化の為に、草野さんは、エレキギターをアコースティックギターに持ち替え、歌うように。この頃に作られたのが、デビュー曲の「ヒバリのこころ」で、今のバンドスタイルの原型です。

デビューは1991年、この年は小田和正さんの「ラブ・ストーリーは突然に」、KANさんの「愛は勝つ」など、誰もが知る名曲がヒットした年で、草野さんは自分たちの音楽性が、ヒットソングの傾向とあまりにもズレている事に気づいていました。

でも、自分達の音楽スタイルを貫き通し続ければ、わかってもらえるハズと、そのまま押し通し、5枚のシングルを出しました。しかし、出すたびに売り上げ枚数は、落ちていきます。

「さすがにこれでは、支えてくれているスタッフに申し訳ない」…と思った草野さんは、ヒットチャートを分析し、ある答えを出しました。

ロックバンドを聴かないような人でも、楽しんで聴けるような「ポップ」な曲を作るということでした。

ロックからポップに路線変更すると、7枚目のシングル「君が思い出になる前に」が、はじめてチャートイン!こうして、今のスピッツのスタイルが完成しました!

そして11枚目のシングル「ロビンソン」。実は当初は、カップリングの「俺のすべて」を、A面にする予定でした。草野さん自身「こんな地味な曲が、売れる訳がない」と、思っていたからです。しかし「俺のすべて」が男っぽすぎるという事で、とりあえずロビンソンをA面に。

すると、初登場9位でチャートインすると、その後、数ヶ月にわたって、トップ10入りし、最終的に160万枚を売り上げました。

草野さんは、「何で、こんなジミな曲が売れたのか、今でもわからない」と自分の本に綴っています。

そしてこの曲は、今でもスピッツを代表する曲に!
スピッツシングル売上ランキングBEST5。

1位 ロビンソン 162万枚
2位 チェリー 161万枚
3位 空も飛べるはず 148万枚
4位 涙がキラリ☆ 98万枚
5位 渚 83万枚

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【カバー】

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