「らいおんハート」SMAP 2000年8月30日リリース
作詞は脚本家の野島伸司、ドラマの為に書き下ろされた!
この曲は、草彅剛さん主演のドラマ「フードファイト」の主題歌として作られた曲です。
「フードファイト」というのは、大食いバトルの話しで、草彅剛さんは、自分の育った孤児院に寄付する為に、そのバトルに勝って賞金を次々に手に入れていくというドラマでした。
その主題歌にするために急遽作られたのが、この「らいおんハート」作詞は、ドラマの企画者、脚本家の野島伸司さんが担当しています。
野島さんは、レコーディング前に、この歌には、裏側にはどんなドラマがあるか、ストーリーを書き、SMAPのメンバーに手渡しています。
ライオンのオスというのはなんの仕事もしない。子供ができても、子供の世話は一切しない。餌を狩りに行くのもメスの役目、ライオンの、お母さんは自分だけで、子供の世話やご飯の用意をする。
では、ライオンのオスの役割は?だから普段は何にもしないけど、自分の奥さんがピンチに時には、命をかけてでも守る。それが、役割。
これを、人間の夫婦生活になぞらえ、歌詞を書きました。発売直後に木村拓哉さんが工藤静香さんと入籍した事もあり、この曲は、結婚式の定番の曲にもなっていきます。そして、SMAPのシングルとしては2度目のミリオンセラーを達成しました。
さて、『らいおんハート』の発売から12年後にリリースされたSMAPのアルバム『GIFT of SMAP』には、この「らいおんハート」へのアンサーソングが収録されています。
「らいおんハート」の 2番の歌詞の最後で「Angel Heart」というワードが出来ますが、アンサーソングは「エンジェルはーと」というタイトル。
それは「らいおんハート」でプロポーズされた女性側からの視点で書かれた歌なのですが…、その中では「あなたに守られてるフリして、あなたを守ってあげたい」
と、歌われています。女性の方が、一枚上手だったようです。
【カバー】