「サザンカ」SEKAI NO OWARI 2018年2月28日
オリンピックの応援ソング、スポーツをしないので最初は歌詞を書けないと諦めそうに
「サザンカ」は、平昌オリンピック・パラリンピックのNHK放送テーマソングです。
でも歌は、競技になぞらえた歌詞でもなく、躍動感を感じさせる楽曲でもないし、歌い上げる歌でもありません。
Fukaseさんはスポーツをやるタイプでも無いし、自分自身がドロップアウトしたタイプなので、応援ソングをどういう風に書いていいのかなと悩んだそうです。
小さいころからスポーツを頑張っている選手の方たちを応援するっていう環境になかったので、あまりにもかけ離れ過ぎていて、書けないなって。Saoriさんが書いたほうがいいんじゃないかとモメた事もあるそうです。
そんな風に悩んでいる中、家族から「周りの人から見てる心配だったり、頑張れって応援する気持ちは似てるものがあるのではないか」と言われ、スポーツの視点だけにとらわれないようになりました。
スポーツの勝者にスポットライトが当てられるのは当然だけど、讃えられるべき人々のドラマは、生活の中に無数に存在するのではないか?
Fukaseさんは、かつて詞に悩んだ時は自転車に乗ると浮かんでくるという事が多かったそうですが、現在は、歩きながら思考を整理するそうです。この曲は、3㎞ぐらい歩いたら浮かんで来て、すぐに書けてたと語っています。
この曲は、スポーツに限らず、夢を追いかける人、その側で見守り続ける人たちの物語を歌に出来たらという思い出作られました。
なので、PVは絵の夢を追う弟を見守る兄という物語になっていて、弟を神木隆之介さん、見守る兄をFukaseさんが演じています。
歌詞には、こんな一節が。
夢を追う君へ
思い出して くじけそうなら
いつだって物語の主人公が立ち上がる限り、物語は続くんだ
サザンカの花言葉は、「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」