浜崎あゆみ「SEASONS」若者のカリスマと言われたが実は引退を考えていた絶望三部作の最終章

seasons

「SEASONS」浜崎あゆみ 2000年6月7日リリース

「若者のカリスマ」のレッテルで片付られる事に息苦しくなり、実は引退を考えていた絶望三部作の最終章!

この曲は、同じ時期に発売されたシングル「vogue 」「Far away」と並び「絶望三部作」と呼ばれた曲です。

なぜ、絶望なのか?実は、この時期、浜崎あゆみさんは、真剣に引退を考えていたからです。若者のカリスマと祭り上げられ、言う事、やる事、とにかく全てがニュースになりました。「自分がここで何かしたら、すごく影響を与えてしまうんだな」と考えると身動きが取れなくなりました。そして、何をやっても、中身をきちんと見て貰えず、曲もちゃんと聞いた事のないマスコミの人達に、「若者のカリスマ」のレッテルで片付られる事に、息苦しくなっていました。

そこで、この三部作で状況が変わらなかったら、引退しよう。そう決意して作ったのが、「vogue 」「Far away」「SEASONS」の三部作。コンセプトは「絶望」でした。この3作は、ファンのみんなにあてた遺書みたいなつもりで書いたと、のちに本人が語っています。

3作のミュージックビデオは、繋がっていて、一つの物語となっています。

そのしめくくりのSEASONSのミュージックビデオでは、浜崎さんは、お葬式に着る喪服を身に付けて歌っています。ラストは自分の姿が映しだされているスケッチブックを遺影のように持って寂しげに立っている姿で終わっています。『21世紀の迎える前に、20世紀の古い自分を葬り去ろうと思った』…という気持ちだったそうです。

そして絶望三部作の最後を結ぶ、SEASONSは、100万枚を超える、ミリオンセラーに。

それをきっかけに、若者以外の人達からも、好きな曲にあげられるようになり新たなファン層をつかむきっかけともなりました。

スポンサーリンク
スポンサー




スポンサー




シェアする

フォローする

スポンサーリンク
スポンサー