「メリー・ジェーン」つのだ☆ひろ 1972年7月1日リリース
どこが名字でどこが名前かをわからせるために☆を入れた!
「つのだ☆ひろ」さんといえば、メリージェーンと言われるぐらい、とても有名な曲なのですが、「つのだ☆ひろ」さんに関しても、「メリージェーン」に関しても、知られていない事が、いっぱいあります。
お兄さんは、有名な漫画家で、「空手バカ一代」や「恐怖新聞」、「うしろの百太郎」などを描いたあの「つのだじろう」さん。
そして、あの柳ジョージさんと、一緒にバンドを組んでいた事、みなさんは、ご存じでしょうか?柳ジョージさんや日本でも有数なギタリスト「成毛滋(なるもしげる)」さんと「ジプシー・アイズ」というバンドを組んでいました。
そこから、柳ジョージさんが抜けた後に、「ストロベリー・パス」というバンド名になるのですが、そのバンドのアルバムに収録されていたのが「メリー・ジェーン」。1971年に、先にバンド名義でシングルカットされています。
翌年、1972年の7月に、少しのアレンジを加えて、あらためて「つのだ☆ひろ」さんの名義でシングルカットされたのが、皆さんの良く知る「メリー・ジェーン」です。
さて、この「メリー・ジェーン」とは誰の事なのか?「つのだ☆ひろ」さんが、かつてテレビ番組で語った事があります。
当時、好きだった外国人の女の子がいて、名前は「マーガレット」。その子に向けて書いたのが、この曲なのですが、「マーガレット」という名前では、歌詞や曲調にあわず、愛称にすると「マギー」となり短すぎます。苦肉の策で、その子の友達の「メリー・ジェーン」という名前をはめてみるとピッタリで、それで行く事になったのだそうです。
実はこの曲、爆発的なヒットはしたことがないのですが、ディスコのチークタイムの曲として流され、カラオケで歌われ、ドラマの挿入歌としても使われ、コツコツと売り上げを重ね、現在までに200万枚以上を売り上げた、大ロングセラー曲となっています。
1986年、不倫のドラマ「金曜日には花を買って」の挿入歌ともなり、せつないシーンでこの曲が流れました。
【カバー】