「朝まで踊ろう」 舘ひろし 1977年9月21日リリース
人気が一人に集中しすぎてクールスを脱退！
矢沢永吉さん率いる、キャロルの親衛隊として、その名を轟かせたのが、舘ひろしさんが結成したグループ、クールスです。
岩城滉一さんと共に、原宿でバイク乗りのチーム「クールス」を結成。75年に行われたキャロルの解散コンサートで、親衛隊を務めた事で注目を集めバンド結成の話が舞い込むようになりました。そこで、チームの中から音楽経験者を集めて、バンドを結成。岩城滉一さんは、すでに俳優デビューが決まっていたので参加しませんでした。
「クールス」は「紫のハイウェイ」という曲で、デビュー。作曲は「五大洋光」とクレジットされていますが、「五大洋光」とは、矢沢永吉さんのペンネームです。
こうして、クールスは、人気バンドとしての道を歩み、4枚のアルバムをリリースし、映画「暴力教室」などにも出演しますが、館さんに人気が集中しすぎた為に、メンバー間に亀裂が入り、館さんが脱退。他のメンバーは、レコード会社を移籍する事となりました。
さて、館さんの代表曲「朝まで踊ろう」ですが、実はこの曲、これまでに3回シングルリリースされています。
1回目は、クールス脱退直後に「舘ひろしとセクシー・ダイナマイツ」というバンド名義で、「Love Letter From The U.S.A.」というアルバムをリリース。そこから、1977年にシングルカットされたのが、「朝まで踊ろう」でした。
2回目は、1980年の「舘ひろし」ソロ名義でのリリース。さらに3回目は、1983年に、ジャケット違いのバージョンをリリース。
3回あって、少々ややこしいのですが、ソロデビュー曲は、2回目のソロ名義1980年リリースの「朝まで踊ろう」とされています。
今では、渋い声でおなじみの舘ひろしさんですが、実は、この頃は、割と高いキーで歌っています。