「VALENTI」BoA 2002年8月28日リリース
日韓ワールドカップで盛り上がる人達に受け韓流ブームの火付け役に!
2001年5月、「ID; Peace B」で衝撃の日本デビューを飾ったBoAさん。
韓国で大スターである少女の日本デビュー。たぐいまれなる実力と容姿で、注目度が高かっただけに、1stシングルからCMタイアップや番組エンディングテーマの起用が続きました。
デビュー曲は、「DDIポケット」CMソング。セカンドシングル「Amazing Kiss」は、カネボウ。サードシングル「気持ちはつたわる」は、ロッテ。4枚目の「LISTEN TO MY HEART」は、au。
毎日のようにテレビやラジオからは、彼女の歌が流れ、デビューから、チャートの常連となりました。
そして、2002年、彼女の勢いをさらに加速させる出来事がありました。それは、日韓共催のサッカー、FIFAワールドカップ。日本と韓国がタッグを組んだ象徴として、Boaにスポットが当たったのです。
デビュー当時は、まだ日本語で上手に歌うことに精一杯で、歌詞に感情を乗せて、表現するまでに至っていませんでしたが、この時に、テレビや雑誌で、多くのインタビューを受け、日本語で気持ちを話すうちに、日本語の歌詞にも、感情をのせられるようになっていったのです。
7枚目のシングルは、イタリア語で「勇敢な」という意味の「VALENTI」。「タイトなジーンズにねじ込む わたしという 戦うボディ」戦いを鼓舞するような歌詞が、ワールドカップで盛り上がる人達に受け、Boaのシングルで、最大のヒット曲に。
発売から一ヶ月後、韓国語バージョンが、韓国でも発売になり、こちらも、大ヒットとなっています。
こうした、2002年の日韓共催の象徴として、この年の紅白歌合戦にも出場。韓流ブームの火付け役ともなりました。
ちなみに、この年の年間視聴率1位は6月9日放送のフジテレビ『2002 FIFAワールドカップ 日本対ロシア』の66.1%。日韓共催のワールドカップフィーバーだった事が、数字の上でもわかります。