「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」B’z 1993年3月17日リリース
お客がノリにくいという事でLIVEで9年間演奏されなかった!
B’zの最大のヒット曲で、シングルチャートで4週連続1位を獲得。唯一売り上げ200万枚を突破したシングルです。実は、この曲には、様々なエピソードが隠されています。
まず、イントロはオリエンタルなストリングで始まりますが、これは、ドラマ「西遊記」の主題歌となる事が決まっていた為にシルクロードをイメージさせるメロディーが入れ込まれました。。
そして、この長いタイトルにも秘密がありました。元々のタイトルは、「愛のままにわがままに」だけだったのですが、もっとインパクトが欲しいと言われ、後から、「僕は君だけを傷つけない」が加えられました。このタイトルの成功で、1993年、所属事務所のビーイングでは、大黒摩季さんの「別れましょう私から、消えましょうあなたから」や、WANDSの「愛を語るより口づけをかわそう」など、長いタイトルブームが巻き起りました。
ちなみに、この時は、同じビーイング所属という事で、この曲のコーラスに、大黒摩季さんが参加しています。
さて、B’z最大のヒット曲となり、B’zを代表する「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」ですが、リリース翌年の1994年から、2003年までのライブで一切演奏される事がありませんでした。その理由として、二人はインタビューで、「ライブで、お客さんが乗りにくそうにしていたから」と答えています。
こうして、ライブでは幻となった、この曲。2004年のライブの、アンコール1曲目に、9年ぶりに演奏。ライブでは、幻の曲とされているイントロが流れると、観客達は沸き立ちました。次に、この曲が演奏されたのは、それからまた7年後の2010年の事でした。
B’zは、49作連続シングルチャート1位を獲得していて、全てが代表曲とも言えるので、ライブでは長らく演奏されていないヒット曲も、数多く存在します。