「Lovin’Life」FUNKY MONKEY BABYS 2007年1月24日リリース
曲がかけなくなってしまい、発売日を延期!わかりやすく「さくら」を連呼する事に。
出会った頃、好きな音楽性がバラバラだった3人は、どんな音楽を目指せばいいかわからず、試行錯誤。まず、HIPHOPやラップをベースに、自分達の好きな音楽を融合させ、特定の音楽ジャンルに縛られることない、オリジナルのサウンドで勝負することにしました。
関東地方のクラブを中心に精力的な活動を続けるうち、今の事務所のスタッフと出会い、2年でデビューへとこぎつけました。
自分達の存在を知ってもらうには、CDを手にとってもらわないと始まらない。そのために、何をすれば良いのか考え、出した答えが、インパクトのあるCDジャケットで、音楽ファンの目を引きつけようという物。デビューシングル「そのまんま東」は、その後、宮崎県知事になる「そのまんま東」さんを、ジャケットに起用して、話題を呼びます。
セカンドシングルの「恋の片道切符」は、山田花子さん。3枚目の「ALWAYS」は、ペナルティー。これまでになかった、ジャケット戦略で、着々と認知度を高めて行きました。
しかし、4枚目を出すにあたって、話し合いをした結果、ここらで、話題性メインではなく、誰もがわかる王道の曲を作ろうという事に。
ところが、王道を考えれば考えるほど、わからなくなり、曲が書けなくなってしまいました。当初は、11月の予定だった発売日を、延期せざるを得なくなります。
悪戦苦闘しながら、なんとかメロディーだけは完成。続いて、わかりやすい王道の歌詞を考えたところ、春に向かっていく時期なので、日本人にとって一番わかりやすい「さくら」を連呼しようという事に。
こうして、1月24日にリリースされた「Lovin’Life」は、24位でスタートし、6週間後、桜が開花する3月に、10位まで上昇。このヒットで、ミュージックステーションに出演し、全国の人に、FUNKY MONKEY BABYSの名前を覚えてもらうようになりました。
PVには先生役で中嶋朋子さんが出演しており、ジャケットの写真も、中嶋朋子さん。この曲をきっかけに、わかりやすい言葉でメッセージを届ける、FUNKY MONKEY BABYSのスタイルが出来上がりました。