嵐「One Love」 松本潤がお客さんと一緒にできるフリでとリクエスト

「One Love」 嵐 2008年6月25日リリース

振付師の屋良朝幸はファンと一緒に踊る振り付けに、当初抵抗があった!

この曲は、メンバーである松本潤さんが出演した映画『花より男子F(ファイナル)』の主題歌です。

テレビドラマの『花より男子』第1シリーズでは、「WISH」が主題歌となり、『花より男子2』では、「Love so sweet」が主題歌となり、どちらも、大ヒットとなりました。そして、作品を締めくくるファイナルでは、さらに大きなヒットに。

松本潤さん演じる、道明寺司と、井上真央さん演じる、牧野つくし。

道明寺の、牧野つくしへの、愛の気持ちを歌った曲なのですが、歌詞の『百年先も愛を誓うよ』や『世界中でただ一人だけ僕は君を選んだ』
など、花嫁が言って欲しい言葉がちりばめられていて、これが女性の心に刺さり、結婚式の定番ソングとなりました。

この曲は、新郎ではなく、新婦のリクエストで、選曲される事が多いそうです。

そして、この曲には、これまでと違う特徴があります。ダンスしながら歌う事の多い、嵐の曲ですが、この曲は、スタンドマイクを用意したりして、定位置で、歌うというスタイルとなりました。

この曲を振り付けをしたのは、同じくジャニーズに所属する、屋良朝幸(やら ともゆき)さん。ジャニーズ事務所きっての、ダンスの実力の持ち主で、いろいろなグループの振り付けを任される事の多い人です。堂本光一さん、関ジャニ∞、嵐など多くの楽曲や舞台で振り付けを担当しています

この振り付けをする前に屋良さんは、松本潤さんにこうリクエストされました。「お客さんと一緒にできる、手の振りで作って欲しいんだよね」

10代の頃からストリートダンスにのめり込み「ジャニーズっぽいカワイイ踊りはしたくない」というポリシーがあり、独自の道を突っ走ってきた屋良さんは、激しいダンスの振り付けばかりしてきた為、これまでと正反対のオーダーに、戸惑いました。それでも、ファンがマネする所を想像しながら、振り付けを完成させました。

そして屋良さんが、コンサート会場に確認しに行くと、お客さんが本当に自分の作った振りを踊ってくれていて感動。「こういう事だったんだ」と、新たな振り付けの世界を発見したのだそうです。振付師としての引き出しが増えた曲と、本人も語っています。

こういうファンと一緒に楽しむ振り付けの経験が、のちにコロナ禍で生かされました。

ジャニーズ事務所による社会貢献・奉仕活動「Smile Up! Project」の一環として始められた「手洗いダンス」動画のYoutube配信。屋良朝幸さんは、その動画に使用された楽曲『Wash YourHands』の振付を手掛けています。

ところで、「One Love」 振り付けは、よく手話っぽいと言われるのですが、実は手話ではありません。ただし、2008年に嵐が、24時間テレビのメインパーソナリティーになった時、特別に、手話バージョンが披露されています。

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