「イージュー★ライダー」奥田民生 1996年6月21日リリース
もっとカッコいいタイトルにすれば良かったと少し後悔!
UNICORNの解散後、音楽活動からしばらく離れ、ひたすら趣味の釣りに没頭していた、奥田民生さんですが、釣りで、釣る為の試行錯誤をするうちに、この感じ、曲作りに似ていると思うようになり、試しに曲作りを始めました。
こうして作られ、ヒットしたのがソロデビューシングルの「愛のために」。
奥田民生さんは、曲作りの面白さを思い出し、他の人への、楽曲提供もしたくなりました。そして、プロデュースする事になったのが、PUFFYです。
井上陽水さんが作詞を担当し、奥田民生さんが作曲、プロデュースで、PUFFYは、「アジアの純真」でメジャーデビュー。ラフな服装で歌い「自然体」「脱力系」と言われ、一躍人気となります。
そんなプロデュースをする一方で、奥田民生さんも自分のための曲作りを行っていました。
PUFFY同様に、力まず、気ままに行こうよというムードをかもしだした曲を作っていました。それが、イージューライダーです。
イージューとは、業界用語で30の事。音楽業界では、数を数える時に、1、2、3、4の事を、音楽コードに変換し、C(ツェー)、D(デー)、E(イー)、F(エフ)と読み10の事は「ツエージュー」、20は「デージュー」、30の事は「イージュー」と言います
つまり「イージューライダー」の「イージュー」とは、30の事で、奥田民生さんが、30才の時に、作った曲です。
PUFFYのデビュー前日に、31才になってしまいましたが、30才になった男達の気持ちを代弁するように、映画「イージーライダー」に引っかけて、いくつになっても、自由に、気ままに行こうと歌う、同世代への応援歌を作ったのでした。
当時は、人を食ったようなタイトルをつけたかった奥田民生さんですが、今になると自分でも名曲に思え、もっとカッコいいタイトルにすれば良かったと、少し後悔しているそうです
【カバー】