森山直太朗「さくら(独唱)」初回のプレスはインディーズ並みの1200枚だった

「さくら(独唱)」森山直太朗 2003年3月5日リリース

初回のプレスは1200枚。インディーズ並みの出荷枚数だった!

 

2002年10月にミニアルバム「乾いた唄は魚の餌にちょうどいい」でメジャーデビューした森山直太朗さん。11月には、ファーストシングル「星屑のセレナーデ」をリリース。ところが、このシングルは、ほとんど売れませんでした。

ミニアルバムは、自分の世界観を強く出した作品が多く、好評だったのですが、ファーストシングルは、J-POPの売れ筋を意識しすぎて、自分らしさを失ってしまったのが原因でした。

その反省も踏まえ、2枚目のシングルは、どういう物を出すべきか、みんなで話し合いをしました。

森山直太朗さんの特長でもある、語り部的なメッセージ色の強い歌。インディーズ時代から歌い続けて来た歌を、出そうという事に。リリース日が、3月と決まっていたので、ミニアルバムにも収録されていた、「さくら」にする事にしました。アルバムの「さくら」は、バンドバージョンだったのですが、こちらは、ピアノ伴奏の、独唱バージョンに。

カップリングには、卒業シーズンに合わせて、合唱バージョンを収録したので区別する為に、こちらのタイトルには「独唱」と、つける事になりまいした。

いよいよ待望の、セカンドシングルリリース。ところが、1枚目があまりにも売れなかったので、初回のプレスは、1200枚と、インディーズ並みの出荷枚数でした。

当時無名に近かった森山さんに、レコード会社も宣伝費をかけてくれず、ギター1本持って、全国のレコードショップを回りました。会場で歌って、その後は手売りをするというキャンペーン。

3月中旬の福岡から始まったのですが、小倉では、たった20人しか、お客さんが集まりませんでした。しかし、桜前線と共に北上していくと、口コミで曲の噂が広がり、最後の札幌では、1000人近くものお客さんが集まったのです。

チャートも徐々に順位を上げ、発売後、5週目でトップ10入り、2ヶ月後、9週目で、ついにトップまで上り詰めました。そして、初回プレスの1000倍、120万枚を売り上げたのでした。

発売から9週以上かかっての首位獲得!男性ソロアーティストとしてはKANさんの「愛は勝つ」以来13年ぶり。あちらは、16週目でのトップでした。

【まとめ】アーティストが歌った「さくらソング」とそこに込められた思いとは?
タイトルに「さくら」がついた曲は数多くありますが、そこに込められた思いはそれぞれ違います。それぞれの「さくらソング」には、どんな思いとどん...
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