もんた&ブラザース「DESIRE」悩まされながらも放ったスマッシュヒット!

「DESIRE」もんた&ブラザース 1981年10月25日リリース

ダンシングオールナイトの幻影に悩まされながらも放ったスマッシュヒット!

ソロでデビューしたものの、全くレコードが売れず、一度は、故郷の神戸に帰り、音楽活動を諦めそうになった、「もんたよしのり」さん。これで最後の勝負と、ソロからバンドに路線を変更し、再デビューに挑戦した「ダンシングオールナイト」が、約160万枚という、大ヒット。一躍、時の人となります。

しかし、あまにも売れすぎました。「もんた」さんのハスキーで、高いトーンが印象的だった「ダンシングオールナイト」のイメージが、強烈すぎました。

2枚目のシングル「赤いアンブレラ」は、一転して、マイナー調のスローバラード。しっとりと歌い上げる、「もんた」さんの、違う一面を見せたつもりでしたが、人々は、最初のイメージを求めました。これは、大ヒット曲を出した、多くの歌手の宿命です。

今でも、もんた&ブラザーズと言えば「ダンシング・オールナイト」をあげる人が多いですが、実は、他にもヒット曲はあります。

それが、1981年10月にリリースされた「DESIRE」。DESIREといえば、中森明菜さんを思い浮かべる人も多いでしょうが、その5年前、もんた&ブラザーズ4枚目のシングルとして、リリースしています。

これまでより、アップテンポで、さらに特徴あるハスキーボイスで、シャウト。みんなが求めていた「もんた」のイメージでした。みんなの求めていた「シャウト」を入れつつも、自分たちのやりたいバンドサウンドを全面に出した、この曲。シングルチャートでもTOP10入りし、約30万枚を売り上げるヒットに。こちらも、もんた&ブラザーズを代表する一曲です。

なんとか最初のイメージを覆し、新たな音楽を生み出そうとした「もんたよしのり」さん。西城秀樹さんに提供した楽曲「ギャランドゥ」がヒットし、日本レコード大賞金賞に輝くなど、音楽家としての幅の広さもみせました。

ところが、あいかわらず求められるのは、「ダンシング・オールナイト」そこで、全てをゼロにする為、1984年 「もんた&ブラザーズ」の活動にピリオドを打ち、バンドを解散する事にしたのでした。

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