松田聖子「Strawberry Time」!大村雅朗さんがラストに手がけたシングル

「Strawberry Time」松田聖子 1987年4月22日リリース

聖子サウンドを作り上げた編曲家の大村雅朗さんがラストに手がけたシングル!

神田正輝さんと結婚し、長女の神田沙也加さんを産んだ聖子さんが、1985年の「DANCING SHOES」より1年10ヶ月ぶりにリリースしたシングル「Strawberry Time(ストロベリー・タイム)」。

復帰作であると同時に、それまで長年、松田聖子プロジェクトを作り上げて来た、プロデューサーの若松宗雄さん、編曲家の大村雅朗さん、作詞家の松本隆さんの3人がそろい踏みした最後のシングルです。

編曲家の大村雅朗さんは、松田聖子さんが産休の間、大江千里さんのアルバムを手がけるようになりました。そして松田聖子さんを離れ、徐々に大江千里さんとの仕事にシフトして行きます。

1986年11月6日にリリースされた大江千里さんのアルバム「AVEC」は、全曲、大村さんの編曲。シングルにもなった「君と行きたい」は、サウンドだけ聴くと松田聖子さんのサウンドと共通する所があります。

松田聖子サウンド=大村雅朗サウンドなんだというのが、よくわかる一曲だと思います。

「Strawberry Time」は、松田聖子のシングルとしては地味なんじゃないか?という声もあったそうですが、大村さんは「飾り立てるのはもう飽きたんだよ。ミュージシャンが出す音楽の本質をちゃんと表したい。一音一音にこだわったアレンジにしたい。」とシンプルなアレンジにしています。

アルバム「Pineapple」の「パイナップル・アイランド」あたりから始まった、打ち込みサウンドの完成形。やり切ったという感じで、大村さんは聖子さんから離れ、渡米する事になります。

一方、松本隆さんは、作詞家として残りますが、これから3作後の「旅立ちはフリージア」で、初めて松田聖子さん本人の作詞シングルにスイッチ。(名義はSeiko)

プロデューサーの若松宗雄さんも、この曲で離れ、聖子さん自身のセルフプロデュース色が強くなっていきます。そして、海外進出を試みるなど、これまでの松田聖子に留まらない、挑戦を続けていく事となるのです。

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