ポルノグラフィティ「ミュージック・アワー」実際にラジオで起こった事を歌に  

「ミュージック・アワー」ポルノグラフィティ 2000年7月12日リリース

実際にbayfmの自分達の番組で起こった出来事を歌にした!

デビュー曲「アポロ」のヒットが、逆に、乗り越えなければならない壁となった、ポルノグラフィティ。前作以上のヒットを出さなければ、一発屋として見られてしまう。そんな、プレッシャーと戦っていました。

2枚目の「ヒトリノ夜」は、シングルチャート最高12位と、「アポロ」の5位には届きません。事務所の先輩である、福山雅治さんにも「3枚目が勝負になる!」と言われ、さらに、プレッシャーを感じていました。

でも、チャンスが舞い込みました。「ポカリスエット」CMソングというオファーが来たのです。

実は、その時に作っていたのは「サウダージ」でした。しかし、CMが流れるのは、夏。青い海と空、白い砂浜、青春、そんな映像に「サウダージ」が合うのかと考え、もっと、わかりやすい夏ソングを作る事にしました。

「海に行きたくなるような、なんかウキウキするような気分」それをコンセプトに、歌詞やメロディーを考える事にしました。

そんな時、ヒントとなる出来事が、自分達が番組を持っていたbayfmで起こりました。当時、深夜帯にメンバーがDJを務める「限界ポルノラジオ」という番組を放送していたのですが、そこに実際に起こった事を参考に、ラジオDJ形式で歌うという、アイディアが浮かんだのです。

歌詞に出てくる、ラジオネーム「恋するうさぎちゃん」からの葉書。その恋の悩みに答えるDJ。そして、そのDJである自分達は、恋をしている人達が、海へと繰り出したくなる音楽を作るという、番組の中での出来事を、歌詞に置き換えたのです。

こうして生まれた「ミュージック・アワー」は、チャート最高位5位と、「アポロ」と同じだったものの、半年近くチャートにランクインし続け、売り上げも「アポロ」を越える事が出来たのです。そして、この勢いと共に、「ポルノグラフィティ」は、大きく羽ばたく事となったのでした。

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