上田正樹「TAKAKO サマーバージョン」ヒットの反抗から違うバージョンで

ueda

TAKAKO サマーバージョン」上田正樹 1995年5月21日リリース

「悲しい色やね」への反抗から違うバージョンで歌う事にした!

上田正樹さんは、いろんな一面を持ったアーティストです。
なので、ファンに、どの時代の上田正樹が好き?と聞くと、上田正樹とサウストゥサウス時代が好きという人もいれば、有山じゅんじと組んだ「ぼちぼちいこか」が好きという人、彼の大ヒット曲、「悲しい色やね」をあげる人、今の上田正樹が一番だねという人など、答えは色々。

もともと、上田正樹さんは、変化を好むアーティストでした。ライブでは、レコードに収録されたものとは、全く違うアレンジで行ったり、アドリブを入れたり、その日ならでは…というノリを大切にしました。だからファンは、今回は、どんな上田正樹が飛び出すんだろうと、ドキドキしながら、ステージを見守ったのです。

ところが、その上田正樹さんが、変化を許されない時期がありました。あの「悲しい色やね」がヒットした後です。
テレビ番組にも数多く出演しましたが、ヒットしたがゆえに、毎回、「悲しい色やね」を求められ、レコードに収録されている、皆が知っているアレンジと歌い方を求められました。自由を失った、上田さんは、この歌を歌うことを封印しようかと思った事もあるそうです。

そこで、再び、変化を求めて、いろんなチャレンジが始まります。次のシングル、MISS YOU BABYは、シングルバージョンと、アルバムバージョンをアレンジ変えて、収録。さらに、次のシングルは、レゲエを取り入れました。

そして、その次のシングルが、1984年にヒットしたtakako。この曲は皆さんもご存じだと思うのですが、でも、ここで取り上げるのは、半年後にリリースした次のシングルStand By MeのB面に収録されている、takakoサマーバージョンの方です。リリース直前のライブでも披露しているのですが上田正樹さんは、その曲の前に、こんな事を叫びました。

「みんなの知っているこの曲を届けたい!全く新しいアレンジで届けたい」

第26回日本レコード大賞の編曲賞も受賞したヒット曲takakoですが、その曲を、勇気をもってアレンジ。ライブではレゲエを取り入れたバージョンで歌われる事もあったので、ファンの間では、通常版、サマーバージョン、ライブバージョンと、3つのスタイルで愛されています。

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