EPO「土曜の夜はパラダイス」8時だよ全員集合!を逆転した「ひょうきん族」に大きく貢献した

「土曜の夜はパラダイス」EPO  1982年10月20日リリース

8時だよ全員集合!を逆転した「ひょうきん族」に大きく貢献した

この歌が作られた1982年当時、土曜日は、まさにパラダイスでした。まだ週休二日制ではなく、休みは日曜日だけ。つまり、土曜日の仕事終わりが、一週間の労働から解放され、町や人々が、一番元気になる時間でした。そのため、この頃は、土曜日を題材とした歌が多かったのです。

1977年「サタデー・ナイト・フィーバー」が流行して以来、サラリーマン達が、フィーバーするのは、土曜の夜だったのです。

国家公務員が、完全週休二日制を実施したのは、10年後の1992年。これに追従して、土曜日を休みとする企業も増えました。こうして生まれたのが、「花金」という言葉。翌日の土曜日に出勤しなくていいので、サラリーマン達は、金曜日に、羽目を外すようになったのです。

この完全週休二日制がスタートした1992年に生まれたのがDREAMS COME TRUEの「決戦は金曜日」です。この年から、人々のライフスタイルが変わっていきました。

さて、まだ土曜日が主役だった、1980年代。土曜日の夜8時に、テレビでは、大きな世代交代が置きました。

それまでは、ドリフの「8時だよ全員集合」が、人気番組だったのですが、81年に「オレたちひょうきん族」が始まると、徐々に人気が逆転していきました。そのエンディングテーマ「DOWN TOWN」を歌っていたのが、EPOさんです。

実は彼女は、音楽でこの番組に貢献していて、人気コーナー「タケちゃん」のオープニング「タケちゃんマンの歌」を作曲したのも、彼女です。

さらに、「DOWN TOWN」に続く、エンディングテーマも、彼女が作る事になりました。それが、「土曜日の夜はパラダイス」作詞、作曲、そして、歌もEPOさんです。「ひょうきん族」の人気と共に、アーティスト、EPOさんの歌声は、土曜の夜、日本全国のお茶の間に流れたのでした。

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