「been so long」m-flo 1999年7月7日リリース
あえてインディーズ外資系CDストアのみで、受注販売する事に
インターナショナルスクールの同級生だった「VERBAL」と「Taku」。元々2人は、別々に活動していたのですが、「Taku」が高校時代に組んでいたバンドのライブで、ラップ担当のメンバーが休む事になり、「VERBAL」が代理で参加。そのラップに感激したTakuに誘われて、一緒に活動するようになりました。
「VERBAL」の加入したバンドは、高い評価を得て、いくつかのレコード会社から、デビューのオファーを受けたのですが、メンバーの進学を理由に、バンドは解散。「VERBAL」はボストンに、「Taku」はロサンゼルスに留学しました。
帰国してから、音楽活動を再開した「Taku」は、打ち込みで音楽を作る、トラックメイカーとして、曲作りをしていました。
そんな時に、楽曲提供の依頼があり、「Taku」は、そのトラックに、日本に帰国していた「VERBAL」に、ラップを入れて欲しいと連絡。その曲、「The Way We Were」が、好評だった為に、二人は、再び組んで活動する事になったのです。
そんな中、以前、コーラスとして参加していたLISAをボーカルを努めた曲「been so long」が話題となり、再びデビューの話が舞い込みました。
そこで、3人でm_floを結成し、まずはインディーズデビューする事に。
しかし、ただの新人として見られたくなかった彼らは、インディーズデビュー曲「been so long」を、HMVをはじめとした、外資系CDストアのみで、受注販売する事にしました。
当初は、500枚程度の受注したなかった「been so long」ですが、FM各局で話題となり、曲がO.Aされると、受注が急激に伸び、最終的に1万枚を超えるオーダーが入ったのです。
この実績を踏まえて、ついにメジャーデビュー。「VERBAL」、「Taku」「 LISA」の3人が団結して曲を作り上げるという意味の、3本の柱「tripod」という3曲入りのEPをリリース。その中の一曲が、彼らの代名詞となった「been so long」でした。
この曲は音楽ゲームの「ビートマニア」に収録された為に、海外でも人気となり、m-floの名前は、海外でも知られるようになりました。