「こっちをお向きよソフィア」山下久美子&大澤誉志幸 2013年3月20日リリース
過去に大ヒットした事からの同じ悩みを抱えた二人がタッグを組んだ!
こののユニットが生まれたきっかけは、大澤さんからの電話でした。「久美子、そろそろ歌いたいんじゃないの?」しばらく音楽活動をお休みしていた山下久美子さんは、その電話がきっかけでライブにゲストで出て、大澤誉志幸さんの歌を歌ってみる事に。その時が、とてもいい感じだったので、今度は二人で歌ってみようということになり、アルバムを作る事に。
元々、山下久美子さんと大澤誉志幸さんは、古いお付き合い。
大澤さんはCloudy skyというバンドでデビューしたものの半年で解散し、アルバイトをしながら、他人の曲のコーラスをしたり、レコード会社にデモテープをもって売り込みに行ったりしていました。その時に声をかけたのが、山下久美子さんのスタッフ。
そして、初めて提供したのが、1981年リリースの「雨の日は家にいて」というアルバムに収録されている「ドント・ディレイ」という楽曲。
「こっちをお向きよソフィア」も1983年に、山下久美子8枚目のシングルとしてリリースされていますがこちらも、大澤誉志幸さん提供の楽曲です。
今回、一緒にアルバムを作る事になった2人は、実は、過去に同じ悩みを抱えていました。山下久美子さんは、1982年に「赤道小町ドキッ」が大ヒット。
そして大澤誉志幸さんは、1984年に「そして僕は途方に暮れる」が大ヒット。2人とも、そのヒット曲のイメージが植え付けられ、本来の自分自身と、人々に求められる自分たちの姿がどんどん離れていってしまい、悩んだ時期もあります。歌うのも楽しくなくなりました。
2人とも、あの頃は、違う自分がいたと言います。でも、今は一人の山下久美子、大澤誉志幸として歌える。だからこそ、今、あの頃の曲を一緒に歌ってみる事にしたのでした。
【カバー】