氷室京介「KISS ME」自分で歌詞を書くことを休み作詞家さんに委ねる事に

「KISS ME」氷室京介 1992年12月7日リリース

氷室の歌詞に影響されて高校中退!それをきっかけに作詞家に歌詞をゆだねた曲!

氷室京介さんの代表曲であり、最大のヒット曲でもあるこの曲。作曲は、氷室京介さん、作詞は、松井五郎さんです。

ファーストシングルの「ANGEL」では、BOØWYの頃の、やや斜に構えた表現よりも、ストレートな心の叫びを、歌詞にこめた氷室さんでしたが、4枚目のシングル「MISTY〜微妙に〜」から、少し方向性が変わります。

それまでは、作詞作曲を、氷室京介さん1人でやっていたのですが、歌詞を作詞家の方に、任せるようになったのです。それには、こんな出来事がありました。

BOØWYのアルバム「MORAL」に収録されている「SCHOOL OUT」という曲があるのですが、詞の内容に影響された若者が「あなたの言うとおり学校を中退した」という内容の手紙を送って来たのです。自身の歌詞の影響力について、その大きさを感じ取った氷室さんは、自分で歌詞を書くことを休み、作詞家さんに委ねる事になりました。

白羽の矢が立ったのは、BOØWY の「DREAMIN’」の歌詞を手がけた、松井五郎さん。氷室さんは、この曲が好きで、ソロになったら松井さんに歌詞をお願いしたいと、考えていたそうです。

4枚のシングル「MISTY〜微妙に〜」以降は、松井さんとのコンビで、曲作りが始まりました。

作詞の前に、2人で会って、最近どんな事を考えているかを互いに話し、興味を持った事、共通点を探っていきます。作詞としてのクレジットは、松井五郎ですが、
松井さんは、氷室さんの考えを理解したうえで、それを題材に歌詞を書き上げていったのです。

氷室さんからのオーダーは、「ちょっとシュールに」。直接的な言葉を抑えて、世界観を表して欲しいというものでした。

このよう感じで、2人での曲作りが始まりました。今日ピックアップした「KISS ME」は、元々は、アルバム用の曲として作られたのですが、お互いに作った曲のイメージと、歌詞のイメージが完璧なほどハマり、急遽、シングル曲としてリリースする事を決めたそうです。

こうして発売されたこの曲は、100万枚を超える大ヒットとなりました。

スポンサーリンク
スポンサー




スポンサー




シェアする

フォローする

スポンサーリンク
スポンサー