hitomi「SAMURAI DRIVE」イメージを変える為にカバーに挑戦し自分の物に

「SAMURAI DRIVE」hitomi 2002年1月9日リリース

イメージを変える為にインディーズのカバーに挑戦し自分の物に

2000年に「LOVE 2000」をヒットさせた、hitomiさん。小室プロデュースから離れ、本当の自分探しをしている時に出てきた、心の叫びを歌にし、それが多くの人の共感を呼びました。
その中の一人が、マラソンの高橋尚子選手で、シドニーオリンピックの時に、この曲を聴いていた事がわかり、いろんなスポーツの名場面フラッシュに、「LOVE 2000」が使われるようになったのです。

ところが、ヒットと同時に、hitomiさんには、困った事も起きました。

「LOVE 2000」が前向きな歌だった為に、前向きキャラというイメージを勝手に作り上げられ、ドラマや、CMなど、タイアップの依頼は全て、「LOVE 2000」のような、前向きな曲を作って欲しいという物ばかりに。

せっかく、新たな自分を切り開いたのに、これでは、また人のイメージに埋もれてしまうと、危機感を抱きました。

そこで、これと決めずに、いろいろな楽曲に挑戦してみる事にしました。

そんな時に持ち込まれたのが、楽曲をカバーしてみないかというお話。まだインディーズだった、cune(キューン)というバンド。そのインディーズのデビューシングル『星をみてれば』の、カップリング曲がなかなかいい曲なので、歌ってみないかという話が舞い込んだのです。

それが、「SAMURAI DRIVE」でした。

hitomiさんは、このカバーに挑戦してみる事にしました。レコーディングでは、まるで自分の曲のようにすんなり歌えたそうです。こうして挑んだ、新たな挑戦は、シングルチャートでこれまでの最高3位という成績を収める事が出来ました。

カバー曲ではある物の、ライブでも自分の物にして歌う「SAMURAI DRIVE」。その為、この曲がカバーである事を、知らない人も多いようです。そして、hitomiさんの代表曲は?という問いには、「LOVE 2000」と並んで必ず、「SAMURAI DRIVE」があげられるようになりました。

カバーするにあたって、自分の曲にする為に、cuneの歌詞では「俺」となっている所をhitomi版では「僕」と直して、歌っています。

【カバー】

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