元ちとせ「蛍星」日航機墜落事故の映画クライマーズハイに癒やしの声をと依頼された

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2008年7月2日リリース 「蛍星」元ちとせ

日航機墜落事故の映画「クライマーズハイ」に癒やしの声をと依頼された!

2008年、元ちとせさんに、ある依頼が飛び込みます。それは、映画「クライマーズハイ」の主題歌を歌って欲しいという物でした。

群馬県の御巣鷹山で起きた、日航機墜落事故をめぐって翻弄される地元の新聞記者たちの姿を描いた、社会派ドラマ。堤真一さんが、新聞社の熱血漢デスクを、演じました。記者魂から、スクープ合戦にのめり込みながらも組織や家族との衝突を経て、命の重さを感じていくという映画…でした。

その映画の主題歌に、元ちとせさんが選ばれたのには、こんな訳がありました。映画では、悲劇的な大事故で、悲しみにくれる人達の中を仕事優先で、取材に没頭する、記者の性。そこから来る、人とのぶつかりあいが、描かれていました。そして、遺族、そして自分の家族ともぶつかりながら、次第に命の重さを感じていくという映画…でした。主人公がそれに気づいた時に、全てを許し、何もかもあたたかく包み込んでくれる歌声が欲しいと、白羽の矢が立ったのが、元ちとせさんでした。

この話しが来たときに、元ちとせさんは、すぐにスキマスイッチの常田真太郎さんに、プロデュースを依頼します。

実は、この話しの2年前。元ちとせさんは、出産のために活動を休止していたのですが、その復帰作で力をかしてくれたのが、常田さんだったのです。復帰シングル「語り継ぐこと」で編曲を担当。優しく、強く、そして少し懐かしさを感じる、アレンジをしてくれました。

この映画の話しが来た時に、物語では、新聞の編集部、男の戦場が描かれているので、強さと優しさを持った、常田さんの事が思い浮かんだのでした。

依頼を受けた常田さんは、この映画に流れる、元ちとせさんの歌声は、帰るべき家、待っている人を想像させたらいいのではないかと、作詞作曲、編曲の全てを手がけて、作り上げました。

こうしてこの映画の為に書き下ろされた曲は、大切なシーンで、人々の心にしみ入るように流れていったのでした。

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