フィンガー5「学園天国」洋楽のライブ風なコール&レスポンスが音楽ファンにウケた!

「学園天国」フィンガー5 1974年3月5日リリース

洋楽のライブを思わせるなコール&レスポンスが音楽ファンにウケた!

学園天国というと、世代によっては、小泉今日子さんや、慎吾ママこと香取慎吾さんが、カバーした物の方が耳なじみのある人もいるかもしれませんが、原曲は、沖縄出身の5人組兄弟で結成された、フィンガー5の楽曲です。

フィンガー5は、デビュー当時、メインボーカルの四男、晃さんは小学生。しかし、子供とは思えない歌唱力は、音楽関係者を驚かせ、和製マイケル・ジャクソンと呼ばれるようになりました。そこで、グループ名も、ジャクソン5にちなんで、フィンガー5と、命名。

デビュー前は、洋楽のコピーをしながら、米軍キャンプ巡りをしていて、子供達が歌う、本格的な洋楽というのが、受けていたのですが、デビューに当たって、新たにコンセプトが作られました。

当時、11歳だった、晃さんにあわせて、小学校から中学にあがる頃の背伸びをしている、「学校の恋愛」をテーマにする事に。

こういうコンセプトで作られたデビュー曲「個人授業」が、狙い通りヒット。続けて、卒業式をテーマとした「恋のダイヤル6700」もヒット。デビューから、立て続けに、ミリオンヒットを連発します。そして、その集大成として投入されたのが、学園シリーズの第3弾「学園天国」。テーマは「席替え」でした。

作詞は、阿久悠さん。作曲は、郷ひろみさんの「2億4千万の瞳」の井上忠夫さん。

当時の歌謡曲とは違い、彼らの躍動感を生かす為に、ライブを意識した楽曲に。リード・ヴォーカルの晃さんによる「アー・ユー・レディ?」の掛け声から、「ヘーイ!ヘイヘイ!ヘーイヘイ」という、掛け合いでスタートします。

まだ、当時の日本のコンサートでは、このようなコール&レスポンスは無く、洋楽のライブを思わせる演出が、音楽ファンにも受けました。このかけ声からスタートする、この曲は、テレビ番組やイベントを始める際の、盛り上げにも多数使われ、盛り上げ曲として定着。ロングセラーとなり、100万枚を超えるセールスをあげています。

フィンガー5は、流行も生みだし、小学生だった晃さんがかけていたサングラス「とんぼめがね」が、大流行。この同世代の人の子供の頃の写真には、このサングラスをした写真が残っている人も多いそうです。

【カバー】

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