鬼束ちひろ「いい日旅立ち・西へ」百恵さんと似てると谷村新司さんが指名

「いい日旅立ち・西へ」鬼束ちひろ 2003年10月29日リリース

影のある部分が、百恵さんと似てると谷村新司さんが指名!

独特の重い言葉を並べた歌詞が特徴の、鬼束ちひろさん。

4枚目のシングル「目眩(めまい)」は、男女の間に潜む亀裂を、別れを切り出しかねている、女性の立場から描いた歌詞がユニークで、同性の共感を得ていると、第43回日本レコード大賞作詩賞を受賞。自分の、心のうちをさらけ出す歌詞が素晴らしいと多くの人に、作詞家として高い評価をされてきました。

そんな時に、彼女の歌声の方に注目していた人がいました。それは、アーティストの谷村新司さん。

その頃、谷村さんは、JR西日本からの依頼を受けて、「ディスカバー・ウエスト」キャンペーンのイメージソングとして、あの「いい日旅立ち」をリメイクする事になっていました。原曲の歌詞は「雪解け真近の、北の空に向かい」という歌い出しで、西へ向かう列車のイメージではないという事で、歌詞を大幅に変える事になったのです。そして、この歌を誰に歌わせるか…という話しになった時に、谷村さんが、指名したのが、鬼束ちひろさんだったのです。

「歌唱力があり、存在感があり、影のある部分が、百恵さんと似てる」そんな風に、指名した理由を明かしました。

そして、レコーディング。鬼束さんは、「自分の情感のすべてをかけて歌いました」と納得の表情。しかし、この直後に声帯にポリープが見つかり手術する事に。その為に、カップリング曲のレコーディングが出来ず、「月光」のライブバージョンを収録するという事になってしまいました。声が出せない為に、歌番組への出演や新曲プロモーションは、一切行われませんでしたが、自身最高となる、シングルチャート4位に輝いています。

この曲のオルゴールバージョンは、JR西日本の新幹線の車内チャイムとして使用されています。

【カバー】

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