PUFFY「愛のしるし」奥田民生がPUFFYの曲ができないと草野マサムネに楽曲提供を依頼

PUFFY「愛のしるし」1998年3月14日リリース

奥田民生がPUFFYの曲ができないと草野マサムネに楽曲提供を依頼

「愛のしるし」は1998年に発売されたPUFFY6枚目のシングルです。PUFFYと言えば奥田民生さんや井上陽水さんというイメージだと思いますが、この曲はスピッツの草野マサムネさんが提供した楽曲です。

元々のプロデューサーである奥田民生さんが、雑誌月刊カドカワを通じて、PUFFYの曲ができないと訴え、トータス松本さん、草野マサムネさん、桜井和寿に楽曲提供を依頼しました。

桜井さんは「彼女達らしい曲はうまくできない」と楽曲提供を断ったのですが、トータス松本さんと草野マサムネさんは電話で相談したのですが、草野さんは曲のストックがあるから別に構わないと言っていたそうです。

もともとはアルバム「フェイクファー」の候補曲として書いていたものですが、アルバムには収録せずに楽曲提供する事になりました。ちなみにトータス松本さんは「ネホリーナ・ハホリーナ」を提供しています。

草野さんはインタビューで、本当は「愛」という言葉をあまり使わずに歌を作ろうと思っていたのに最近使ってしまうと答えていた事があります。

1995年にリリースされたアルバム「ハチミツ」には「愛のことば」が収録されいますし、翌年の1996年には「♪愛しているの響きだけで、強くなれる気がしたよ」でおなじみの「チェリー」がヒット。「スピッツ=愛」のイメージも強かったので「愛のしるし」も温存されていたのかもしれません。

PUFFYの「愛のしるし」は作詞作曲は草野さんですが、編曲が奥田民生さんなので、サウンドは奥田サウンド。スピッツによるセルフカバー版は、アルバム「花鳥風月」に、シングル「流れ星」のカップリングとしてライブ盤が収録されているので、アレンジの違いを聞き比べてみるもいいでしょう。

アルバム「花鳥風月」は、当時のベスト盤ブームに対するアンチテーゼとして、スピッツのB面曲や未発表音源を集めたアルバムです。

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