YOASOBI「ミスター」 直木賞作家の短編小説を元に楽曲にする第一弾

「ミスター」YOASOBI 2022年2月16日リリース

直木賞作家の短編小説を元に楽曲にする第一弾

YOASOBIが、島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都という4人の直木賞作家とのコラボレーション企画をすることを発表。

各作家が「はじめて〇〇したときに読む物語」をテーマに短編小説を書き、その4作をまとめた本「はじめての」が水鈴社から発売されました。4つの「はじめて」とは、

・島本理生さん「『私だけの所有者』-はじめて人を好きになったときに読む物語」

・辻村深月さん「『ユーレイ』-はじめて家出したときに読む物語」

・宮部みゆきさん「『色違いのトランプ』-はじめて容疑者になったときに読む物語」

・森絵都さん「『ヒカリノタネ』-はじめて告白したときに読む物語」

その中から第一弾として島本理生さんの「私だけの所有者」をモチーフとした楽曲「ミスター」をリリースしました。

とある国の施設に保護されたアンドロイドは、所有者と関係のある「先生」に手紙を書き始めました。その何通かの手紙を読んでいくうちに、その背景にある物や関係性、何が起きたのかが見えていきます。そんな手紙の文章の中にアンドロイドの知らないはずの感情が生まれるという物語。

アニメの「ヴァイオレットエバーガーデン」に少し設定が似ていますね。

さて、Ayaseさんはこの小説を100回近く読み、持ち主の事を思うアンドロイドに芽ばえた感情がせつなく、それを歌に込めたそうです。手紙を読んでいくうちに思い出が少し色褪せていく感じがして、80年代、90年代のシティポップにヒントをもらいながら、今のテイストと融合させて曲を作ったそうです。

特にこだわったのは、ベース。チョッパーベースとも言われるスラップベースの技法を打ち込みで入れ込みました。実際に弾いて貰った方が、簡単に出来たのにとも振り返っています。

サウンドはシティポップに寄せながらも、BPMと大量の歌詞をテンポ良く歌うのはYOASOBI流。「完全に過去最高傑作ですね。」と自身を持って言い切っています。

「ミスター」のジャケットは、アンドロイドやAIと言った機械的な物をイメージさせる基盤のデザインに。基盤の一部が赤くハート型となっているのと、基盤を繋ぐラインも一部赤くなり、アンドロイドの中に感情が生まれ、血が通い始めているというのを表現しています。

ここからは余談なのですが、基盤マニアがアートワークの元の基盤は、SONYのBRAVIAの基盤だと特定しています。

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