MISIA「Everything」実は高音より低音の歌声に注目してもらう為に作られた曲!

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高音より低音の歌声の素晴らしさに注目してもらう為に作られた曲!
「Everything」MISIA
2000年10月25日リリース

松嶋菜々子さん主演のドラマ『やまとなでしこ』主題歌となり大ヒット。200万枚を超えるダブルミリオンセラーとなり、20世紀にリリースされた女性アーティストの曲で、一番売れた曲という記録があります。

ミュージックビデオが撮影されのは、横浜のレンガ倉庫。紙吹雪が雪に変わり、降り積もる雪の中で熱唱する姿印象深く、冬を代表する一曲となっています。

この曲を作曲したのは、ロンドン在住のピアニスト、松本俊明さん。4枚目のシングル「忘れない日々」の作曲者でもあり、7枚目の「everything」9枚目の「果てなく続くストーリー」など、代表曲は、この松本さんが作曲しています。

元々は、クラシックをベースに、テレビドラマや映画のサントラなどを作曲してきた人。なので、曲を一つのストーリーとして考えて、ドラマチックに盛り上げて行く事を大切にしています。

曲の依頼が来た時に考えるのは、その人の声が一番のポイントで、声をいかによく届けるかを考える事。それともうひとつは、その人が今まで使っていない声を使うということ。

松本さんは、MISIAの場合、5オクターブの音域の持ち主という肩書きと、あの高い声から、高音で歌う事を求められる事が多いと感じていました。そこで注目したのが、低い声。低音に注目してみれば、そちらも素晴らしいので、敢えて低い声を使うことを前提に曲を書きました。「everything」というと、後半の歌い上げる部分が注目されがちですが、実は、この曲の狙いは、そこへたどり着くまでの、低音の素晴らしさだったのです。

ロンドンから送られてきたピアノによる、デモテープ。最初に聞いた時、サビで「You’re everything」というフレーズが、MISIAさんの頭に降りてきました。そして、迷う事なくスラスラと、一日であの詞が書けました。自分でも「こんなにストレートでいいのかしら」って思ったぐらいストレートなラブソングが完成していました。

翌日には、もうレコーディング。本人も、「すべてにおいて短期間で美しくハマった!という1曲」と、ライナーノーツで、解説しています。

2010年に日清食品の『カップヌードル』のCMに起用されました。サビの「お湯入れて」は、MISIA本人が録音し直した音源が使用されています。

【カバー】

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