小田和正「たしかなこと」!タイトルが浮かばない事から歌詞を書き直した曲

「たしかなこと」小田和正 2005年5月25日リリース

タイトルが浮かばないのは、歌詞が何を伝えたいのかわからないからだと作り直した曲!

1998年、小田和正さんがオフコース時代に作った曲「言葉に出来ない」が、明治生命のCMソングとして選ばれ、小田さん自身で、セルフカバーする事に。

「言葉に出来ない」をバックに、家族や想い出の写真で構成したCM。これは同じスタイルで、5年間流されました。

2003年、そんな明治生命と安田生命の企業合併が決まり、新たな企業広告を作ることになりました。

当初は、新しい企業が誕生する訳だから、新しいアーティストを起用して、これまでとは違うCMを作る事で話が進んでいました。

しかし、身近な人の大切さ、普通であり続ける事のありがたさを訴えるには、小田和正さんの歌声しか無いという結論に至りました。そこで、「言葉に出来ない」を越える、新しい曲を作って欲しいと、小田さんに依頼したのです。

「言葉に出来ない」を越える新曲。そんな命題の中、曲作りが行われました。

できあがった歌詞を何度も読み返し、タイトルを考えたのですが、何故か曲のタイトルが浮かん出来ませんでした。タイトルが浮かんでこないと言うことは、何を伝えたいのか歌詞の意味がはっきりせず、どこかに欠陥があるんだろうと、一度作った曲を壊して、もう一度、作り直す事にしました。

「一番大切なことは、特別なことではなく、ありふれた日々の中で君を、いまの気持ちのままで、見つめていること」こうして印象に残るサビのフレーズが生まれました。

こうして作り上げられたのが、「言葉に出来ない」を越えるという高いハードルをクリアして、世に出された「たしかなこと」。身近にいる大切な人の写真で構成したCMの映像と、小田和正さんの歌声、そして歌詞。この三つで構成されたCMは、大きな反響と、感動を呼んだのでした。

その後、このCMを真似て、卒業式、お別れの会、何かの節目で、思い出を振り返る時、この曲をBGMに選ぶ人が増えました。みんなの思い出と共に、この曲は、多くの人の心に刻まれていったのです。

【カバー】

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