モデルとなったボクサーはカシアス内藤!最初はボサノバだった!「チャンピオン」アリス


「チャンピオン」アリス
1978年12月5日リリース

鳴かず飛ばずの、下積み時代が長かったアリスですが、1977年にリリースした「冬の稲妻」で、ブレイクすると、「涙の誓い」「ジョニーの子守唄」と、立て続けにヒットを飛ばします。

そして、谷村新司さんが、次のシングルとして持って来たのは、最後の挑戦に敗れ、引退を余儀なくされたボクサーの悲哀を描いた「チャンピオン」という曲。ただし、今の曲調とは全く違って、ボサノバでした。

谷村さんは、戦いをゆっくりと回想するように歌おうと、ボサノバを選んだのですが、周りのスタッフは大反対。「冬の稲妻」から、アップテンポな曲でファンを掴んで来たので、いきなりの路線変更は、ファンを戸惑わせてしまうと心配したのです。

そこで、「冬の稲妻」の編曲者、石川鷹彦さんにアレンジをお願いすると、アコーステックギターの、力強いイントロから入る、アップテンポの曲に変身。結局、この狙いが当たり、売り上げはアリス最高の78万枚に達し、チャートでも、初めての1位を獲得しました。

ところで、この歌のモデルとなったボクサーの事、皆さんはご存じでしょうか?1970年代に活躍した「カシアス内藤」というボクサーです。

東洋ミドル級のチャンピオンまで上り詰めますが、その後、スランプに陥り、引退。

谷村さんが、作家の沢木耕太郎さんと対談をした時に、そのカシアス内藤が復帰しようとしていると聞き、取材に同行させてもらう事に。

4年前に引退していた、カシアス内藤の、復帰にかける執念に心を動かされ、谷村さんは、ボクサーをテーマにした曲作りを始めました。そこに、下積みから這い上がった、自分たちの姿を重ねて。

この曲のヒットで、アリスはチャートで1位、そして、武道館でコンサート3日連続満員という記録を叩き出し、まさに音楽会のチャンピオンに上り詰めたのでした。

2005年に、「24時間テレビ・愛は地球を救う」で、谷村さんと、カシアス内藤さんが共演。ボクシングジムで、後輩を育成に力を注ぐ、カシアス内藤さんの為に、チャンピオンを歌いました。カシアスさんの息子の内藤律樹(りっき)さんは、2014年に、フェザー級のチャンピオンとなり、親子で日本チャンピオンとなっています。

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