大黒摩季「夏が来る」アーティスト像のコンセプトはダンサブルな中島みゆき

「夏が来る」大黒摩季 1994年4月23日リリース

コンセプトはダンサブルな中島みゆき!

プロ・ミュージシャンを目指して北海道から上京。精力的にレコード会社各社にデモテープを送り、オーディションを受けていた大黒摩季さん。1989年、19歳の時に、ビーイング主催のオーディションに合格します。

実は、同時にソニーやビクターのオーディションに合格していて、「すぐにデビューしよう」という話もあったのですが、大黒さんは、一番条件の悪かった、ビーイングを選びました。彼女の心をつかんだのは、プロデューサーの長戸大幸さんの一言。「君みたいな、ちょっと歌の上手い奴はいくらでもいる。コーラスで練習する気があるのなら、ウチに来れば?」

すぐにデビューするより、きちんと実力をつけてからデビューした方が、アーティストとして大成するという助言。そこで、大黒さんは、コーラスとして、プロ活動をスタートしました。近藤房之助さんら、百戦錬磨のアーティストの元で、ライブやレコーディング、徹底的に現場主義で、鍛え上げられていったのです。

デビューのチャンスが回ってきたのは、下積みを始めて2年後。プロデューサーの長戸さんが、新しいレーベルを立ち上げ、WANDSの次のアーティストとして、大黒摩季さんを抜擢したのです。

デビューさせる前に、長戸さんは、彼女のアーティスト像、コンセプトを固めました。オシャレなユーミンの世界を、ダンサブルにしたのが、ドリカムだとすれば、大黒は、ダンサブルな中島みゆき。彼女には、今を生きる、リアリティのある女性像を歌って貰う。

なので、彼女の歌う曲には、キャッチーなタイトルとはうらはらに、失恋を引きずっている女性、ダメ男に振り回される女性など、リアルな女性像が登場します。1994年4月にリリースとなった「夏が来る」も、夏らしいタイトルと、サウンドながら、歌詞に登場するのは、婚期を逃しつつある女性の姿。そんな女性の苦悩を、スカっと飛ばすように、爽快に歌い上げています。

多くの女性の共感を集め、チャートでは2位まで上昇。その後、大ブレイクするきっかけを作った曲でもあります。大黒摩季さんのコンセプトが、中島みゆきさんというのも意外でしたね。

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