「ハピネス」 AI 2011年12月14日リリース
会議中に、 いたずらをした子供の笑顔がヒントになって歌詞が生まれた曲!
2011年の3月11日には、東日本大震災とよばれる、大きな地震と津波により、多くの人が亡くなり、行方不明となり、日本中が悲しみに暮れました。当時は、被災地だけでなく日本全体に元気がなく、沈んだ空気になっていました。
そんな時、AIさんに、コカコーラからCMソングの話が舞い込みます。
コカコーラからは「日本人を元気づけたい。そういう曲を作ってほしい」といった依頼がありました。その依頼にAIさん自身も感動して曲を作る事に。
その曲作りのミーティングに男性スタッフが子供を連れて来ていて、その子供がスタジオのミキサー卓のつまみを勝手にいじり出し、「ダメよ」と注意されても「へへっ」と笑って返し、それを見てミーティング中の大人達も、みんながつられて笑いました。
その後も、ミーティングで震災の暗い話をしていても、その子がずーっと絵を描いていて、AIさんに「あげる!」と、プレゼントしてくれたりしました。
曲作りをはじめようとした時に、その子の描いていた絵が出て来て、そこからパッと「君が笑えばこの世界中にもっともっと幸せが広がる」というフレーズが浮かびました。
震災後の暗いニュースばかりの中での子供の笑顔、そこで「でも嫌なニュースばかりじゃない、本当は溢れている、沢山の笑顔が」という曲のコンセプトが出来上がって行きます。
なので、その子の絵が無ければ、この歌詞が浮かんだかどうかわからないと、その子に感謝しているそうです。
元々は「愛」などの言葉を、正面から歌う事に、AIさんは、抵抗をもっていたそうです。ありきたりな歌だと思われたくなと、回りくどい言い方をしてきました。
しかし、震災があったことで、思ったこと、大切なことを恥ずかしがらずに言葉に出していかなければならないと感じるように。もし明日死んでしまったら、ちゃんと言っておけばよかったと後悔するかもしれないと、自分の気持ちを正直に伝える歌詞になりました。
【カバー】