「愛に恋 Love Is Gonna Get You」尾崎亜美 1983年6月5日リリース
CMソングの依頼が殺到しフォードが選んだのがこの曲!
尾崎亜美さんの「亜美」という名前は芸名です。フランス語で「友人」という意味の「Amie」からとってアーティスト名にしました。
その「友人」という名前の通り、色々な人達との縁にめぐまれて、アーティスト「尾崎亜美」が作り上げられていく事となります。
シンガーソングライターの方向性を示してくれたのは、松任谷正隆さん。その松任谷正隆さんと結婚する「荒井由実」さんとも、交流を持ち、ユーミンのアルバム「14番目の月」に、コーラスとして参加しています。
1991年にリリースされたアルバム「HOT BABY」は、グラミー賞も受賞したアレンジャー「デビッド・フォスター」が全曲アレンジを手がけてくれる事になり、レコーディングの為、アメリカへ。
彼が、尾崎亜美さんの為に集めたミュージシャンを見て驚きました。スタジオにいたのは、あの「TOTO」のメンバーだったのです。のちに、このアルバムは「名盤」と呼ばれるように。
楽曲提供の依頼のあったシンガーとも、実際に会ってコミュニケーションを取り、じっくり話を聞き、本人のカラーを生かすような、曲作りを心がけました。
「杏里」さんのデビュー曲の依頼があり、会ってみるとまだ高校2年生。そこで、普段、どんな曲を聞いているの?と質問してみたら、彼女の答えは、「オリビア・ニュートン・ジョン」でした。そこからインスピレーションを得て出来たのが、あの名曲「オリビアを聴きながら」。
歌い手の事を生かす曲を作ってくれるという事で、曲の依頼は次々に舞い込み、高橋真梨子さんの「あなたの空を翔びたい」、松田聖子さんの「天使のウィンク」、観月ありささんの「伝説の少女」などを、ヒットさせていきます。
すると、今度は、CMソングの依頼が殺到しました。資生堂、カルピス、マクドナルドなど、有名企業が彼女に曲を依頼してきました。
アメリカから上陸した自動車メーカーの「フォード」が選んだのは、この曲でした。