この曲を求められすぎたせいで、結果、解散の引き金に!「君がいるだけで」米米CLUB


「君がいるだけで」米米CLUB
1992年5月4日リリース

大ヒット曲はアーティストの知名度をあげるのと同時に、アーティストの運命を変えてしまう事もあります。米米CLUBの「君がいるだけで」もそんな一曲です。

元々は、カールスモーキー石井さんの妹で、米米のダンサーを勤めていた美奈子さんが、同じくメンバーでサックス担当のフラッシュ金子さんと結婚する事となり、それを祝福するために作られた曲でした。

ところが、90年代前半のトレンディ・ドラマブームの中、安田成美さんと中森明菜さんがダブルで主演を勤めたドラマ、『素顔のままで』のテーマソングに起用されると、ドラマが高視聴率だったこともあり爆発的なヒットに!

累計売上289.5万枚。どのぐらい凄いかというと、日本の全てのシングルの中で歴代5位の売上げ。J-POPに限ると、サザンオールスターズのTUSNAMIに抜かれるまでは歴代1位という記録でした。

この年の音楽賞を総なめとし、紅白歌合戦にも出場。この曲で誰もが知る国民的なバンドとなった訳ですが、それと同時に、カールスモーキー石井さんは不安も感じていました。

売れることより楽しむこと、スターになるより個性的でいたい。そんな思いでデビュー以来走って来た米米CLUBですが、この曲の大ヒットで売れっ子バンドとして扱われ、どこへ行っても求められるのは「君がいるだけで」ばかりに。

そこでそれを逆手にとり、ライブではカラオケセットを持ち込み、冒頭で「君がいるだけで」を歌って「はい!君がいるだけでは終了」と、キツいシャレの効いた演出を取り入れて、抵抗を試みたりもしました。

古くからのファンには、そんな演出も「米米らしい」と受け入れられましたが、新しいファンからは不満が噴出。徐々に自分達のやりたい事と、求められる事のギャップに悩むようになり、ついには解散を決意する事に。記録的な大ヒットを記録しましたが、同時に運命を変える一曲ともなってしまいまったのでした。

石井さんも米米を解散し、好きなことを貫いた事で音楽活動を続けられ、結果、再結成につながったと語っています。

【カバー】

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