「Otherside」SMAP 2015年9月9日リリース
事実上のラストシングル、解散を前にファンは感謝を伝える4千万円の新聞広告を打った!
SMAPの55枚目のシングルで、SMAPにとってのラストシングルとなりました。作曲は、53枚目シングル「Top Of The World」を手掛けたMIYAVI。9月9日のCDデビュー記念日にシングルを発売するのは、1995年の「どんないいこと」以来20年ぶりとなりました。この曲は、オリコンチャートで、1位を獲得。それによりSMAPの1位獲得は22作連続、通算33作目となりました。
SMAPは、1991年に「Can’t Stop!! -LOVING-」でデビュー。ジャニーズのアイドルのデビュー曲では初めて「オリコン1位」を逃すなど、決して順風満帆な船出ではありませんでした。
当時は、音楽番組が次々と姿を消し出演チャンスが少なくなった、アイドル冬の時代。そんな中SMAPはバラエティー番組に活路を見いだし、「夢がMORI MORI」では、これまで男性アイドルがあまりやらなかったコントにも挑戦。音楽と笑いを融合させ、新しいアイドル像を作り上げていきました。
その活躍から、音楽とコントを1時間にギュッと詰め込んだ、自分たちの冠番組「SMAP×SMAP」がスタートすると、人気コーナーが次々に飛び出し、彼らの人気は盤石な物となっていきました。
その「スマスマ」が、2016年12月26日、20年9ヶ月の歴史に幕を下ろしました。その後、SMAPの歴史は、解散となる12月31日に向けて静かに時を刻んでいく事となります。
しかし、SMAPを応援したいというファンの気持ちは燃え上がりました。
朝日新聞が運営する、クラウドファンディングA-port。こちらに、SMAPのファンがあるプロジェクトを立ち上げたのです。「SMAP大応援プロジェクト~新聞メッセージ・どうか届きますように~」。みんなから資金を募り、SMAPへの感謝の気持ちを新聞広告として載せようという物です。
3千円の応募で、SMAPへの感謝広告に自分の名前が載るという物なのですが、わずか2日で目標の1千万円を達成し、最終的に39,925,936円が集まりました。
新聞に広告が掲載されても何も変わらないかもしれません。それでも、感謝の気持ちを形にしたいとい、ファンが集まって来ました。
支援者も最終的に13103人となり、購入型クラウドファンディングでは支援者数で、その時点で日本一を記録。
12月月30日の朝日新聞の全国版朝刊に、ファンの名前が刻まれた新聞広告が8ページにわたる広告として実現。このファンのアイディアと愛で生まれた広告は、日本新聞協会主催の新聞広告賞・広告主部門で優秀賞に選ばれました。