ZARD「Good-bye My Loneliness 」Mi-keになっていたかもしれなかった

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「Good-bye My Loneliness 」ZARD 1991年2月10日リリース

オーディションに受かっていたらMi-keになっていたかもしれなかった!

ZARDの記念すべきデビュー曲です。

ZARDは極端にメディア出演の少ないアーティストでした。そして多くを語らないので、謎に包まれている部分も多いアーティストです。実は、このデビュー曲にたどり着くまでにも、長い物語がありました。

ボーカルの坂井泉水さん。彼女がアーティストを志すようになった、きっかけの一つが、高校生の時に、渋谷公会堂で観た、イギリスのアーティスト、シャーデーのコンサートです。

今まで、思っていたロックヴォーカリストのスタイルとは全く違って、叫んだり、会場を煽ったりするのではなく、歌を聞き入らせるコンサート。こういうボーカリストになりたいと、初めて意識したと、後に、インタビューでも答えています。

女性ボーカリストになりたいと、心に決めた坂井泉水さんですが、チャンスにめぐまれず、一度は、OLとして働きはじめます。それでも夢は諦められず、少しで近づけるよう、モデルのお仕事を始めます。

カラオケクイーンとして、カラオケビデオに出演する他、カラオケイベントなどにも出演して、歌も歌いました。当時は、まだ歌手としてのデビューも見えない時期でしたが、作詞や作曲など、オリジナルの曲作りも、しっかりと行っていました。

そんな彼女の運命を変えたのは、1990年、おどるポンポコリンをヒットさせていたB.B.クイーンズが、コーラスガールを募集し、そのオーディションを受けたのです。

彼女は、残念ながら落選してしまいましたが、でも大きな出会いがありました。オーディションの主催者、ビーイングのプロデューサー、長戸大幸、歌の実力が認められたのです。

ちょうどその頃、プロデューサーの長戸さんは、フジテレビのドラマ「結婚の理想と現実」の主題歌を求められていました。そこで、坂井泉水さんをボーカルとしたZARDのバンド構想が持ち上がったのです。

ZARDのデビュー曲は、坂井泉水さんの作詞。遠回りはしましたが、その間もあきらめずに、作詞し続けて経験が、このデビュー曲で、花開く事になったのです。

もしもあの時、B.B.クイーンズのコーラスガール、オーディションに合格していたら、ZARDは生まれていなかったかもしれません。そのグループは、「思い出の九十九里浜」でデビューする、Mi-Keだったのです。

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