DA PUMP「U.S.A.」つんく♂のダサかっこいい曲に似てるとハロプロファンが飛びついた

「U.S.A.」DA PUMP 2018年6月6日リリース

つんく♂が作るダサかっこいい楽曲に似ていると、ハロプロファンが飛びつき、リリースイベントが大盛り上がり!

2006年に当時のメンバーSHINOBUが脱退し、その年にグループは一時活動休止に。その後もメンバーの脱退が相次ぎ、かつてほどの露出はなくなっていったDA PUMP。

一時は、DA PUMPの看板をおろす事も考えましたが、社長から「ISSAがいるうちはDA PUMPでいいんじゃない」と言われそこからグループを再構築する事になります。

新メンバーを加えたり脱退したりしながら、2014年に現在の7人体制となりました。そこからショッピングモールでの無料公演「DA PUMP EVOLUTION TOUR 2014」を開催し、10月には7人編成になって初のシングル「New Position」を発売。地道な活動をしながらも、TV番組などにも出演する機会は減り、ファン以外には忘れ去れてた存在になりつつありました。

そんな中、2018年に、3年8ヵ月ぶりに発表したニューシングル「U.S.A.」がリリースされる事になったのです。

「U.S.A.」は、DA PUMPの所属する事務所の社長が、「次はこれだ」と選んだ楽曲。久しぶりの新曲だと喜んでいたら、時代からズレたユーロビート。ISSAは正直、最初は「おい、まじか。これかよ」となったそうです。

ただ、やるからには、自分たち色にしないといけないと話し合いました。しっかり遊ぶ、真剣にふざけるなどの方向性が見えた時点で、違う色になるし、自分たちのものとして、きちんと落とし込めたのです。

久しぶりの新曲だし、覚えやすいメロディーだし、だったらダンスもみんながすぐできるような振り付けにしたほうがいいんじゃないかと、マネしやすい振り付けを考えました。それまでの曲は、手を突き上げるなどの部分ぐらいしか真似出来るところがなく、会場の一体感を出す楽曲にしたかったのです。

こうして「U.S.A.」は発売される事に。しかし、ジャケットの写真を見たファンからは、「新曲のリリースは喜ばしいけど、公開されたジャケットがダサすぎる」との声がSNSに溢れました。DA PUMPの復活を不安視する声で溢れたのです。

しかし、5月16日にMVがYouTubeにアップされると、その評価に変化が起こり始めたのです。飛びついたのはハロプロのファン達でした。

つんく♂が作る曲は、どこか微妙にダサいのですが、それがクセになるとハロプロのファン「ハロヲタ」は、そのダサさを愛していました。ところが、つんく♂がハロプロのプロデューサーを降りて以来、ハロプロでは、一般ウケする路線に軌道修正する「クールハロー」が掲げられ、昔からのハロヲタは不満を持っていました。

そこに登場したのが、この「U.S.A.」。つんく♂がつくる楽曲にどこか雰囲気が似ていて、自分たちが求めている物はコレだ!と、古くからのハロヲタが飛びついたのです。そして、DA PUMPの新曲リリースイベントに詰めかけました。

「U.S.A.」が披露される中、叱られるのを覚悟でハロプロ風のコールを入れてみると、会場が盛り上がりました。その噂は、すぐに広がり、どの会場にもハロヲタが駆けつけるようになったのです。

火がついたのは、6月6日に池袋サンシャインシティで行ったリリースイベントでした。「U.S.A.」が流れ始めると、ハロヲタ達が「オイ!オイ!」とコールを入れ始めたのです。するとISSAは一度音楽を止めて、「ちょっと聞いてないんだけど。オイ!オイ!聞こえたけど…。声ちっちぇえんじゃねーの?もっと声出せんじゃねーの?」と、お墨付きを与えたのです。

このイベント動画が公開されると、ISSAの心意気に感動し、さらにハロヲタの間で一気に火がついていきました。実はこのイベント会場には、サンシャイン劇場でお芝居をしていたモーニング娘。’18のメンバーが、噂を聞きつけ、リハーサルの合間を縫ってお忍びで見に来ていたそうです。

こうして「ダサかっこいい」「いいねダンス」で火のついた「U.S.A.」は大ブームとなったのでした。

【元歌】

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