山下達郎「高気圧ガール」途中に入る女性の溜息は結婚したばかりの竹内まりやの声

「高気圧ガール」山下達郎 1983年4月23日リリース

途中に入る女性の溜息は、結婚したばかりの竹内まりやさんの声!

夏のCMソングが似合う山下達郎さん。この曲も、全日空沖縄キャンペーンのCMソングとなっていました。

達郎さんが、CMソングを手がけるようになったのは、仕事がない下積み時代の出来事がきっかけでした。

1973年、シュガーベイブを結成するも、まだデビュー前で仕事がなく、所属事務所からもお給料を貰えず、経済的に苦しい時期が続いていました。

そんな時に、お世話になったのが、大瀧詠一さんです。「はっぴいえんど」解散後、ソロ・シンガーとしてスタート。当時、力を入れていたのが、TVコマーシャルの仕事で、大瀧さんのCMデビュー作「三ツ矢サイダー」が評判となり、CM音楽の仕事が増えてきました。

その大瀧さんのCMソングにコーラスを入れていたのが、山下達郎さんで、そのつながりで仕事が舞い込み、70年代の後半は、不二家に資生堂、コカコーラなど、数多くのCMソングを手がけています。

これらの作品は、「山下達郎CM全集」として、オフィシャルファンクラブで販売されていますので、興味のある方は、聞いてみてはいかがでしょう。

そんな山下達郎さんに、1983年、CMタイアップの話しが舞い込みます。CMは、全日空の沖縄キャンペーン。キャッチコピーは、「高気圧ガール、はりきる」でした。クライアントとの話し合いの中で、歌の中心に据えることになったのが、この「高気圧ガール」という言葉。

夏にふさわしい曲調という事で、以前からずっとあたためていた、イントロをアカペラとパーカッションでスタートするアイデアを、初めて試してみる事にしました。

さらに、曲のブレイクする間に、女性の声で溜息が入るのですが、これは、前の年に結婚した竹内まりやさんの声だそうです。どこの誰と明かしてしまうと夢がなくなってつまらないと思い、今まで黙っていましたと、アルバム「MELODIES」のブックレットで明かしています。

【カバー】

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