「マリーゴールド」あいみょん 2018年8月8日リリース。
マネージャーへ曲が完成したと送った報告メール、件名には「いい曲できました」と書かれていた!
2018年1月21日放送の『関ジャム 完全燃SHOW』で、「売れっ子音楽Pが選ぶ2017年のベストソングランキング10」という特集が放送されました。そこで、音楽プロデューサーのいしわたり淳治さんと蔦谷好位置さん、その二人が共に選んだのが「あいみょん」でした。大きな反響を得て、Mステで「君はロックを聴かない」が披露されると、一般の人にも広く知られるように。そして名曲と評されるようになりました。
「君はロックを聴かない」は、2017年8月2日にリリースされた3rdシングル。リリース当初から音楽ファンの間では評価の高かった曲で、自分自分でも当時の最高傑作と思っていました。しかし、それが自分に勝手にプレッシャーをかけてしまう事になります。「自分がこの音楽業界で生き残っていくには、あれを超える曲を作らなきゃいけない」と。
でも、あいみょんの場合、無理にこうやって越えようと力まず、自然に書きたい事が降りてくるまで待ちます。寝てる時以外は、常に曲とか歌詞のことを考えてますが、義務にはせず、作詞作曲も無理にはしません。出来ない時は寝てしまえばいいと。
逆に、作りたいなと思ったら、テレビやラジオで流ない歌詞、リリース出来ないとわかっていても曲を作ったりします。リリースできなくても、自分の財産にはなると思っているからです。そんな自分の生活の中で感じた事を大切しながら、無意識にふっと出て来た物を歌にしていきます。
この曲を作ったのは夏だったのですが、ヒマワリではなくマリーゴールドが思い浮かびました。サビの「麦わら帽子の君が揺れたマリーゴールドに似てる」という歌詞が最初に浮かび、そこから物語を作り始めたのです。サビのメロディを作ったあたりから「いけるな」と思い、口癖のように「いい曲やな、いい曲やな」と言いながら、すごい自信があるって思いながら作っていました。
この曲は、愛し合ってる2人が昔を懐かしんでるような、現在進行形のラブソングです。ただ、聞いた人の中には、終わった恋を懐かしんでいると捉える人も多くいたようです。これは、恋愛をしていく中にはいろんな感情があるので、いろんな感情を想起させる言葉をちりばめた為。あいみょん自信は、現在進行形の恋を、楽しい感情だけ書くほうが難しいと語っています。
最初は、「君はロックを聴かない」を越えなければというプレッシャーもありましたが、降りてきたら、すんなり書けた一曲。マネージャーへ曲が完成したと送った報告メール、件名には「いい曲できました」と書かれていました。