「バンビーナ」布袋寅泰 1999年4月16日リリース
ギタリストという枠にとらわれず、いろんな事に挑戦した事が、結果世界に繋がった!
1988年4月にBOØWYを解散後に、自分の新たなサウンドを確立する為、『GUITARHYTHM』という、プロジェクトをスタートさせた布袋寅泰さん。
合計4枚目のアルバムをリリースしながら、試行錯誤し、BOØWYとは違う、バンドサウンドを生み出しました。
一区切りがついたので、ストイックに自分の音探しをしてきた『GUITARHYTHM』』というプロジェクトを終了。ここからは、貪欲にいろんな事に挑戦していきます。布袋さん本人も、多くの人が知る布袋寅泰は、この4枚のアルバム後の活動なんじゃないですかね?と言っています。
その後は、大きく「世界進出」という目標を掲げながらも、CMに出たり、役者として映画に出たり、ギタリストという枠にとらわれず、いろんな事に挑戦していきます。しかし、結果、それが「世界進出」という目標に繋がっていくのです。
阪本順治監督の映画「新・仁義なき戦い 」に役者として出演すると共に、テーマ曲「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」を作曲。
それが「仁義なき戦いシリーズ」のファンであるクエンティン・タランティーノに気に入られ、映画「キル・ビル」のテーマ曲として、そのまま使用されました。
その他、積極的に、他のアーティストとのコラボにも参加していきます。1994年には、東大寺にて行われたユネスコ主催の音楽遺産にまつわるイベントに、日本代表として参加。そこで交流を深めた、マイケル・ケイメンからのオファーでアトランタオリンピックの閉会式に出演し、ギターを弾くことに。
こうして、新たな挑戦が、ことごとく世界に繋がっていきます。
この頃、布袋さんは、積極的にヒットチャートも狙いに行っています。これまでに発売されたシングルを集めて、ベストアルバムを作るのですが、それを完成させる最後の一曲として書かれたのが、バンビーナ。このシングルを収録したベストアルバムは、100万枚以上を売り上げる、ミリオンセラーとなっています。
新たな事に挑戦する事で世界に繋がって行った、布袋寅泰さん。その後、ローリングストーンズの東京ドーム公演では、ストーンズ側からオファーを受けて、出演を果たしています。
2021月12月、YouTubeのTHE FIRST TAKEで一発録りが公開されると、日本はもとより海外でも大きな反響を呼ぶことに。レジェンドの挑戦はまだ続いています。