中島みゆき「時代」被災地でのリクエストでライバル八神純子がこの曲を歌った

663730-1

「時代」中島みゆき 1975年12月21日リリース

被災地のリクエストでライバル八神純子はこの曲を歌った!

中島みゆきさんは、高校3年生の時に、文化祭で初めてステージを踏み、大学時代は、いろいろなコンテストに出場。「コンテスト荒らし」の異名を取ります。地元、北海道でアマチュアとして活動し、デビュー前にすでに100曲以上の、オリジナルがあったそうです。

1975年5月、「第9回ポピュラーソング・コンテスト」に「傷ついた翼」が入賞。これがきっかけでデビューする事になります。さらに、同じ年に行われた、「第6回世界歌謡祭」に「時代」で出場し、グランプリを獲得。そして、12月にセカンドシングルとして、リリースされ、20万枚のヒットとなり、中島みゆきの名前を広めた、一曲となりました。

さて、この「時代」、ファンの間では、ある噂がささやかれていました。「今日は倒れた旅人たちも、生まれ変わって歩きだすよ」という歌詞から、彼女のデビュー直前に倒れた、お父に捧げられた作品ではないか。そうに違いないと、言われてきました。

ところが、この説が定着しつつあった時に、みゆきさん本人から、「これは、父がまだ元気だった頃に出来ていた曲で、噂は都市伝説。ただし、最初に歌ったのは、父の前でした。」との発言が。

なにはともあれ、悲しみのどん底から立ち上がる為の勇気をくれる曲として多くの人に愛され、学校の教科書にも載りました。さらに、2007年に文化庁が選定した「日本の歌100選 」にも選ばれています。

実は、この曲、あの東日本大震災で、被災した多くの学校で、悲しみから立ち上がろうという意味で、歌われた曲でもあります。さらに、被災地を訪れた、あるアーティストも現地でこの歌を歌いました。それは、八神純子さん。八神さんは、中島みゆきさんと同じ「第6回世界歌謡祭」に出場。グランプリの呼び声が高かったのですが、この「時代」という曲に破れます。以来、ずーっとトラウマになっていた曲だそうです。

ただ、被災地を訪れ、歌って欲しい曲を聴いた所、この歌の名前が。そこで、勇気を持って歌ってみると、聞いてくれている人達の顔が元気になるのがわかりました。それからは、訪れるたびに、この曲を歌うようにしているそうです。

中島みゆきさんは、この曲が今も卒業式で歌われる事が多いと聞き今の音でも聞かせたいと、1993年に、セルフカバーもしています。

【カバー】

スポンサーリンク
スポンサー




スポンサー




シェアする

フォローする

スポンサーリンク
スポンサー