矢野顕子with 忌野清志郎「ひとつだけ」清志郎の声にぴったりで歌声を残すために音源化

「ひとつだけ」矢野顕子 with 忌野清志郎 2006年3月8日リリース

清志郎さんの為に書いた曲なんじゃないかと思うぐらいマッチしていたので音源化!

2006年3月にリリースとなったアルバム「はじめての やのあきこ」。こちらは、デビュー30周年を迎えた矢野顕子さんの、ピアノ弾き語りによってつくられた、セルフカバーアルバムです。

そして、このアルバムに収録された曲は全て、矢野さんと親交のある、有名アーティストとコラボしている事でも、話題になりました。

槇原敬之さん、小田和正さん、くるりの岸田繁さん、元JUDY AND MARYのYUKIさん、井上陽水さん、ピアニストの上原ひろみさん、そして、忌野清志郎さん。

忌野清志郎さんと、歌っているのが「ひとつだけ」という曲。元々この歌は、1979年にリリースされたアグネス・チャンのアルバム『美しい日々』に提供した楽曲。その後、矢野さんもセルフカバーしたりしていましたが、このアルバムを制作するにあたって、清志郎さんとコラボする事に。

互いにリスペクトしあっていた2人は、2002年のFUJI ROCK FESTIVALに出演した時に、コラボで、何曲か歌う事にしたのですが、この曲も、その時に歌った一曲です。

ステージで歌った時に、本当は清志郎さんの為に書いた曲なんじゃないかと思うぐらいマッチしていたと感じた矢野顕子さん、この2人の歌声は残して置きたいと考え、この30周年アルバムを作る際に収録し、音源化する事にしたのです。

このアルバムが発売されたのが、2006年の3月。その直後に、忌野清志郎さんが、喉頭癌である事が発覚し、2006年の7月に、音楽活動を休止する事に。闘病生活ののちに、2009年にお亡くなりになりました。

矢野さんの発案で、奇跡的に残された、貴重なコラボ曲「ひとつだけ」。矢野顕子さんは、2013年に忌野清志郎さんの曲だけをカバーした『矢野顕子、忌野清志郎を歌う』というアルバムをリリース。そのアルバムの最後にも、この楽曲が収録されています。

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