LiSA「炎」当初は物語に引っ張られて、もっと辛い歌詞だった!それにLiSAが手を加えた

「炎」LiSA 2020年10月14日リリース

当初、梶浦さんが書いた歌詞は、物語に引っ張られてもっと辛い歌詞だった!

「鬼滅の刃 無限列車編」の主題歌「炎(ほむら)」はテレビアニメ版のプロデューサーと、梶浦由記さんとLiSAさんの3人で会議をしながら作られました。当初は直接会って対面で話し合う予定だったのですが、新型コロナの影響で難しくなって、リモートで行われました。

その中で、プロデューサーから「彼らの物語が続いていく希望が持てるような、前に力強く進んでいけるような、壮大な力強いバラードにしてください」という希望が。

作曲をした梶浦さんも、楽曲の方向性は、制作前から明確に決まっていたそうで、脚本を読んだうえで、曲調はミドルバラードしかないと思っていたそうです。

歌詞は梶浦さんとLiSAさんの共作。

歌詞制作では、梶浦さんが書いたものをLiSAさんに渡して直して貰う事に。

梶浦さんが最初に書いた歌詞は物語を読んだときに「つらい、苦しい」と思ってしまい、痛みや悲しみが強く出てしまいました。炭治郎の年齢が若めなので、もっと前を向いた歌詞の方がいいと頭ではわかっていたのですが、ストーリーに強く引き込まれてしまったのです。

それに前を向く強さを加えたのがLiSAさんの歌詞でした。

『鬼滅の刃』ではそれぞれが、つらい想いをしたり、鬼殺隊に入って危険と隣り合わせになりながらも、生きる覚悟をしています。時には負けた経験した上で、さらに進んでいく力強さが魅力なので、その前を向く力を込めました。

最初の歌詞を書いた梶浦さんは、痛む心だけでなく前に進む心も表現できて、共作だったからこそ、とてもいい歌詞になったと語っています。

レコーディングの前、歌詞を練り直している仮歌の段階から、「ここはこう歌いたい」というLiSAさんからの強い意思表示があり、レコーディングの時は梶浦さんは、見ているだけでダメ出しはなく、スムーズに終わったそうです。

「挫折したり、つらい想いをした人にも勇気を届けたい」そんな願いが込められた歌詞だからこそ、映画を観た人達が、ストーリーに共感し、歌詞にも共感し、涙を流したのだと思います。

【カバー】

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