レミオロメン「3月9日」卒業ソングの定番だけれども、本当は結婚を祝う歌だった

「3月9日」レミオロメン 2004年3月9日リリース

卒業ソングの定番だけれども、本当は結婚式の為に作られた曲だった

レミオロメンの「3月9日」は卒業ソングの定番となっています。3月9日という日付が、卒業式と近かったり、新たな旅立ちを思わせる歌詞だったりして、卒業式などでよく歌われる曲。しかし、この曲は卒業ソングではありませんでした。

実は友人の結婚を祝う歌だったのです。

まだ山梨に住みながら東京と往復して音楽活動を行っている頃、仲の良かった友人が結婚する事になりました。なにかお祝いはしたいけど、お金もない。だったら曲を作って贈ろうかという事になったのです。

3月9日は、結婚式の当日。3月9日はサンキューにちなみ「ありがとうの日」に制定されています。その日をあえて選んだという事で、歌詞の内容には感謝を表すような言葉が綴られています。

卒業ソングではないもう一つの理由は、ネガティブな言葉が入っていない事。これは結婚式の祝辞には言ってはいけない「忌み言葉」というのがあり、別れを連想させる言葉や、言葉を繰り返す「重ね言葉」は入れてはいけないとされています。

歌の歌詞だとサビでフレーズを繰り返す事が多いですが、重ね言葉は結婚を繰り返すに通じるので、よくないとされていて、この歌詞には入っていません。また、卒業に関連するワードは、別れに通じるので使われていません。

それでもこの曲が卒業を連想させるのには、もう一つ理由があります。ファーストアルバム「朝顔」は山梨時代に作った曲が並んでいる、集大成のような作品ですが、この曲を作るあたりから、そろそろ東京に腰を据えて活動しなければならないと思い始めた時期。なので、自分達の新たな旅立ちの気持ちも込められています。

このPVでは、堀北真希さんが高校の卒業式を終え、姉の結婚式に向かうというストーリーになっています。結婚式から帰って着替えようとするとクローゼットに自分の物ではないスーツがぶら下がっていて、そこには手紙があり「祝 卒業 大切な妹へ 姉より」と書かれていました。そして4月からの新社会人、姉から貰ったスーツを着て出社するというエンディングに。

なので、結婚の為に作られた曲ですが、卒業ソングでもいいのかもしれませんね。

【まとめ】卒業ソングに込められたアーティストの思いとそこに込められている秘話
卒業シーズンになるとラジオでよくかかる曲、卒業式や謝恩会で歌われる曲があります。その中には卒業ソングとして作られた物もあれば、本来なら卒業...

【カバー】

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