「粉雪」レミオロメン 2005年11月16日リリース
ミスチルがCROSS ROADを作った山中湖のスタジオにこもって誕生した曲
レミオロメンの粉雪は山中湖のスタジオで合宿しながら作られた曲です。
QUEENの映画「ボヘミアン・ラプソディ」や、アレサ・フランクリンの映画「リスペクト」などを観るとわかりますが、音楽に集中する為にあえて田舎にのスタジオにこもり、合宿してアイディアを出し合いながら、曲を作り上げて行きます。
山中湖にあるスタジオ「サウンドヴィレッジ」は、オーナーがそんなアメリカの田舎のスタジオを参考に日本に作ったスタジオ。
レミオロメンのプロデュースをしていた小林武史さんは、そういう合宿を多用しながら曲作りを行う人です。都内の一流スタジオを借りると1時間で数十万かかる所もあります。そこを合宿のように長時間借りて音楽を作ると莫大なお金がかかってしまうからです。
レミオロメンの曲作りでも山中湖の、このスタジオを選びました。今まで作ったデモ曲などをバンドサウンドにする為です。
メンバーが何時間もセッションしながら、よいフレーズをピックアップ。それを合わせながら曲作りをしていきました。通しで弾いてみて曲調を確かめたりもします。アイディアが出なければ休憩し、自然の中を散策。これでいいんじゃないかという曲が出来たので小林武史さんに聞かせると、「サビを変えた方がいい」と指示。サビが変わると全体のバランスも変わるので、他も調整するために合宿は1週間伸びたそうです。
こうして出来たのが、あのハイトーンのサビ。小林武史さんのひらめきがなかったら、サビはハイトーンになってなかったかもしれません。
小林武史さんは、音楽合宿を多用すると言いましたがMr.Childrenをプロデュースする時も、この音楽合宿を多用しました。ミスチルの「CROSS ROAD」も、この山中湖の「サウンドヴィレッジ」で合宿した時に出来た曲。
実はレミオロメンの「粉雪」は、ミスチルの「CROSS ROAD」と同じスタジオで誕生したのでした。
【カバー】